仮想通貨FXやビットコインの両建てトレード手法

投稿：2018年03月02日

仮想通貨やFXでは買いと売り両方のポジションを建てるトレード方法に両建てがあります。

ポジションを建てた後に両建てした場合は、逆にレートが進んでも損失が膨らむことはありません。一方で、プラスにレートが進んでも利益が増えることもないのです。

一見すると無意味な投資法かも知れませんが、何らかの利点を見出だすこともできるのではと考えています。

インターネットでは両建てが聖杯のように取り沙汰されることもありますが、実際には効果は有るようで無いのが現実です。

両建てによる効果的なトレード方法はあるのか詳しく解説します。

両建て手法の概要

両建て手法には幾つかのルールがあります。どれを使うかによっては成功する可能性も変わります。自分に合う方法を見付けましょう。

また、両建てのポジションを建てるには売りからもエントリーできる必要があります。一般的な現物取引では買いエントリーと売り決済しかできません。そのため、両建ては不可能です。

ポジションを両建てするには仮想通貨FXや信用売りができる取引会社を選んでください。また、手数料やスプレッドも小さい取引会社を選択することをお勧めします。

なお、現実では売りから入れる取引銘柄はビットコインが殆どです。今後、様々な仮想通貨が取り扱われることに期待したいです。

リミット2：ロスカット1

利確と損切りを２対１に設定して同時にエントリーを行います。

例えば、ビットコインの現在価格が１BTC＝100万円だとします。

この価格で買いと売り両方のポジションを同時に建てます。利確はそれぞれの方向に＋10万円、損切りはそれぞれの方向に－5万円にします。

上手くいけば、片方が＋10万円、片方が－5万円になります。差し引き＋５万円の利益です。

注意点として、一旦は－５万円が損切りされた後に、価格が逆行してもう片方の－５万円に到達すると、合計－１０万円の損失になります。

両建て後に片方を損切り

両建てポジションを同時に建てた後に、片方が勢い良く価格レートが進み出した場合は、勢いがない方を損切りします。結果的には勢いがあるポジションだけ残り、利益を伸ばせます。

両建てトレール

FXで有効性があるトレード法に両建てトレール手法があります。

両建てポジションを同時に建てた後に、両方とも決済はトレールにします。

現在は仮想通貨でトレールができる取引会社はありません。今後、システム開発されることに期待します。

もしも、FXの取引をされるのであれば、効果を試してみてください。

利益確定両建て

現物取引で買いポジションを建てて、プラスの含み益になったとします。もしも、価格が下落しそうな状況になるものの、買いポジションを利確したくないなら、売りエントリーを行いポジションを両建てします。

その後、無事に下落すれば売りポジションに含み益が増えていきます。一旦、利確して買いポジションだけにした後に、再び上昇に専念するのです。

例えば、ビットコインを１BTC＝100万円で買ったとします。その後、１BTC＝150万円まで上昇したものの、再び下落する可能性が出てきました。しかし、１BTC＝100万円の買いポジションは利確したくありません。その場合は売りポジションを建てます。

その後、価格が下落し始めて１BTC＝100万円になりました。売りポジションを利確して、買いポジションだけにします。そして、ガチホしたまま再び上昇を目指します。

注意点としては、売りポジションを建てたものの更に価格が上昇すれば、意味がなくなります。そのため、失敗すれば諦めて買いポジションも利確します。使いどころが難しいですが、市場を予測して行いましょう。

ビットコインとBCHの両建て

一番効果的に感じたのがビットコインとビットコインキャッシュの両建て手法です。

ビットコインとビットコインキャッシュは価格の値動きに相関性があります。似たような動きをするのが特徴です。

両建て手法に活かす方法として、ビットコインキャッシュを買いでエントリーを行い、同時にビットコインを売りエントリーします。両方のポジションを建てた後に、ポジションにある程度のプラス差額が生まれれば決済します。

取引量の割合はビットコインキャッシュ＝１BCH：ビットコイン＝0.1BTCです。

両建てが上手くいくときは数千円程度のプラス差額が生まれて、決済しやすくなります。ビットコインキャッシュは上昇と下落する割合が大きく、ビットコインは下落する割合の方が大きいため、両建ては効果的です。

注意点としては、ビットコインが大きく暴落した後に再び上昇するときには、この手法は避けてください。ビットコインキャッシュより、ビットコインの上昇幅が大きく上回り損失を被ります。

この点を注意してトレードを続けていれば、利益もある程度は良いと思いました。

単純に買いと売りの両方のポジションを建てているだけでは、有効性のある両建てトレードはできませんでした。

大切なことは、独自のトレードルールで両建てをカスタマイズしながら使うことです。実際に効果があった順番に並べてみます。

実際には効果がある場合もあれば無い場合もあります。まずは少ない金額で検証されることをお勧めします。自分に合う良い両建て手法を見付けてください。