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イボコロリでほくろを除去する取り方や成功と失敗

イボコロリでほくろを除去する方法

イボコロリは尋常性疣贅(イボ)や魚の目、タコの治療に使用する薬液です。イボコロリを塗るとサリチル酸が患部に浸透して、皮膚を剥がします。

このような作用のあるイボコロリですが、ホクロの除去に使用する人もいます。実際にイボコロリをホクロに塗ると取れるまではいかずとも、薄くする効果はあります。

薬局やインターネットでも簡単に手に入ることから試す人も多いようです。但し、肌トラブルも発生することから安易な使用はお勧めしません。

この記事ではイボコロリを使ったほくろの除去する取り方を詳しく解説します。

イボコロリとは

イボコロリの正しい使い方

イボコロリは本来はイボや魚の目、タコの治療をするための医薬品であり、ホクロへの使用は自己責任になります。

そもそも、イボコロリを皮膚に塗ると表皮~真皮の浅い部分に損傷を起こさせて剥離します。

アルカリ性のように真皮内部まで深くダメージを与える訳でないため、失敗しても傷跡が残るような心配はありません。

ホクロにサリチル酸を塗れば、ごく浅い部分の表明を除去することができ薄くはなります。つまり、黒いホクロであれば、茶色のソバカス程度までは減色できるはずです。

但し、サリチル酸は術後の色素沈着が強く、黒ずみが発生することは避けて通れません。

注意点

イボコロリでホクロを取る際の注意点

イボコロリをホクロに使用する場合は、まずは腕や足など見えにくい部分で試すようにしてください。

顔に使うと間違いなく、強い炎症で黒ずみが発生して目立ちます。メイクでも隠せないくらい色素沈着が発生するため注意が必要です。

この黒ずみは2週間~1ヶ月程度で消えます。しかし、顔に使用した場合は色素沈着が消えるまで耐えるしかありません。

ホクロへの使用方法

イボコロリを使用する場合は色素沈着が強いため、手や腕、足など体の目立たない部分に限定します。

1.ほくろのある部位にイボコロリを塗ります。

付け過ぎると染みるため、適度に患部からはみ出さないように使います。

2.サリチル酸は空気に触れると急速に固体化します。

それと同時に、皮膚の表皮~真皮の浅い部分に浸透してダメージを与えます。

3.そのままの状態で翌日になれば、サリチル酸の固まりを剥がします。

4.下の皮膚は瘡蓋になり始めています。そのまま、触らず傷が治るのを待ちます。

サリチル酸を塗ると強い色素沈着が発生するため、ホクロか黒ずみかわからなくなります。そのため、色素沈着が落ち着く2週間~一ヶ月程度は経過観察すべきです。

5.大体はホクロが一回り薄くなっているのではないでしょうか。イボコロリを数回繰り返せば、ホクロはかなり薄くなるはずです。

但し、イボコロリで取れるホクロは平らで芯が浅いもののみです。盛り上がったり、大きなホクロは、まず除去は無理だと思います。

そもそも、サリチル酸は皮膚のごく浅い部分の損傷に留まります。一方、ホクロは真皮の深い部分にまで存在するため、完全な除去は困難です。

また、繰り返しサリチル酸を塗り続けると色素沈着が悪化して、シミになることもしばしばです。

そのため、安易にお勧めできる取り方でないことは確かです。

私の知り合いにイボコロリを使ってホクロを取ろうとした人がいました。口周りであったため、真っ黒な色素沈着ができてしまいました。その結果、二ヶ月程度は黒ずんだままでした。

肝心のホクロは殆ど変化はなかったようです。

イボコロリの体験談

私自身も右手の指先に平らなホクロがあるため、イボコロリを使って実験したことがあります。

結果的に3回トライしましたが、最終的に薄いソバカスになり失敗しました。但し、数年経つと黒いホクロに戻りました。

イボコロリでホクロ除去が失敗したやり方

ホクロは芯から取らなければ再発をします。イボコロリは中途半端にしか効かないため、過度な期待はできません。

一方、上手く除去できたケースもありました。左腕にもいくつか小さなホクロがあったので、イボコロリを使いました。

2回程で綺麗に成功して取れました。その後は再発していません。

イボコロリでホクロ除去が成功したやり方

炭酸ガスレーザー

ホクロは自分で取る方法を試すのではなく、炭酸ガスレーザーのある皮膚科や美容外科に行くことをおすすめします。

そもそも、イボコロリでほくろを取ろうにも無理があり過ぎます。

完全に除去するのであれば、炭酸ガスレーザーが最も適切です。

但し、費用は1個1mm程度で5000円~は必要になります。これは出費だと思いますが、一度除去すれば生涯悩みから解消されます。

炭酸ガスレーザーで除去すれば、後はホクロのない状態が手に入ります。自己治療に翻弄されずに、正しく医療機関に通ってください。

私自身もホクロを炭酸ガスレーザーで数十個は除去していますが、きれいになくなりました。

小さいほくろは術後の傷はありません。大きなほくろは若干小さく傷跡になるかと思います。それでも、殆ど目立ちません。

そもそも、美容外科はリスクの高い手術が多く、不安になる人も多いはずです。しかし、ホクロやシミの除去はごく一般的な治療であり、リスクは殆どありません。

最近は男女問わず美容外科や皮膚科などでホクロを除去する人も多くいます。

顔に関してはイボコロリを使用せずに炭酸ガスレーザーを選択することをおすすめします。

まとめ

ほくろをイボコロリで除去する方法は効果的でないことが分かりました。

サリチル散は真皮の深い部分に浸透しないため傷跡が残ることは稀です。但し、強い炎症の結果、色素沈着が発生するため十分に注意してください。

もう一点付け加えると、瘡蓋が取れた後にキズパワーパッドで湿潤化する方法がインターネット上に書かれていました。そもそも、湿潤療法は傷が出来た直後に滲出液を塞ぐために使用します。

瘡蓋が剥がれた後に使用しても意味はありません。

ほくろを除去する方法にはクリームやもぐさもあります。但し、どれを選択してもあまり効果的でないことは確かです。

やはり、医療機関で正しく除去することをおすすめします。