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FXの勝てるスキャルピング手法があるのか検証

FXのスキャルピング手法

FXでスキャルピングといえば、僅かなpipsを何度も積み上げるトレード手法です。

場合によっては0.1pips~数pips程度の利益を繰り返し得ることができます。但し、毎回勝てるとは限りません。ときには損切りを忘れて大きな損失を被ることもあります。

利益が小さい半面、一気に損失を被ることも多々あります。しっかりと、利確と損切りを行い、コツコツと利益を積み重ねるのが、スキャルピングの良い方法です。

そうは言っても、実際のトレード局面で、中々スキャルピングで勝ち続けるのは難しいです。FXにはスプレッドもあるため、エントリーした瞬間からマイナスポジションの保有が開始されます。

スキャルピングを諦めて、デイトレードやスイングトレードに移行する方も多いですが、中にはスキャルピングで安定した利益を得ている人も僅かながらにいるようです。

どうすればFXで勝ち続けられるのか、しっかりと論点を整理していこうと思います。

スキャルピングに適した通貨ペア

スキャルピングに適した通貨ペアの解説

FXでスキャルピングトレードを開始する場合は、通貨ペアにも注意する必要があります。

ドル円ではスプレッドも狭く、日本人に馴染みが深い通貨ペアです。

スキャルピングを行うのであればドル円が最も適しているといえます。

他の通貨ペアでもスキャルピングは可能ですがユーロドルやユーロ円、ポンド円などは、ドル円に比べるとスプレッドも若干広く、細かい利益を積み上げる点で、僅かなスプレッドがダメージになってきます。

そのため、基本的にスキャルピングはドル円を使用することにしました。

スキャルピングを開始する際は各種FX社のスプレッドにも注意します。FX社ごとにスプレッドは異なりますので、自分が1番使いやすいFX社で、尚かつスプレッドも狭いFX社を選びます。

現在マネックスFXではドル円が0.2pipsとキャンペーンを行っています。とてもスプレッド低く使いやすいシステムです。

しかし、まずは練習のためSBIFXを使って、1通貨のドル円で検証してみることにします。

トレード方法

FXのスキャルピングのトレード方法

テクニカルは簡単な移動平均線を5分足で使用して、トレンドが発生している方向にスキャルピングでエントリーすることにしました。エントリー後は、数pipsの含み益が発生すると決済をする。このルールを繰り返します。

しかし、それなりにポジション保有後にマイナスポジションに傾くこともあるため、数pipsの損失が発生すればすぐに損切りをします。

最初はこのルールを徹底していたのですが、マイナスポジションに傾いたものの、もう少し保有していればプラスになるはずと、損切りを怠ってしまいました。

実際に何度かプラスには戻りましたが、たった1回の過ちで-50pips程度失うことになります。
今までコツコツ積み重ねてきた利益が、一気に吹き飛びました。

やはりFXでスキャルピングをするのであれば、しっかりとルールを徹底して、損切りを行うことが大切だと改めて実感しました。

結局、3pips程度の利益と損切りを何度も繰り返して、少しずつ勝っていましたが、たった1度の損切りミスで利益が吹き飛ぶばかりか、トータルマイナスになりました。

他にも、スキャルピングの注意点としては、値動きの少ない時間帯やレンジ相場でエントリーを行うと、勝率が良くないです。若干上がっているなと思って買いエントリーをしても、下落して損切りです。逆に、若干下がっているなと思って売りエントリーをしても、上昇して損切りです。

動きのない相場で、スキャルピングをすることは改めて難しいと感じました。

また、手動で損切りしていると、僅かな判断ミスで決済を忘れて、そのままズルズルとポジションを保有することがあります。そのため、予め設定した損切りをエントリーと同時に発注する仕組みが必要です。

エントリーと同時に損切り発注ができるFX社を選ぶことが、スキャルピングでは何よりも重要だと実感しました。

スキャルピングで大切なこと

  • 損切りを徹底する
  • トレンドが発生するときは値動きがある時にエントリー行う
  • テクニカルは移動平均線を5分足に設定する
  • エントリーと同時に損切りが発注できるシステムを使用

完成したトレード方法

スキャルピングの完成したトレード方法

改めてスキャルピングのトレード方法を再構築します。

通貨ペアはドル円を基本としていますが、エントリーと同時に損切りができるFX社を使用することにします。

エントリーと同時に損切りは、-3pipsで発注されるようにしました。これで、確実に-3pipsで逆指値が発注されて、決済が行われます。

何よりも損切りが1番重要ですので、機械的に3pipsで損切りされるしことが、スキャルピングでは重要だと改めて認識しました。

これで、トレードする際のエントリーとプラスになった際の利益確定に専念できることになります。

実際に-3pipsの損切りは何度か発注されましたが、確実に施行されます。しかし、わずかに逆指値が遅れて、-3.03pipsや-3.1pipsなどになることもあるため注意が必要だと思います。

急激な為替レートの変動値は、逆指値が大きく滑り、損失が多くなることもありますので、十分に注意してください。

さて、気持ちを改めなおして再度スキャルピングでトレードを開始することにします。

まずは、トレンドが発生しやすい夕方や夜の時間帯を待つことにします。5分足日移動平均線を設定します。
基本的に移動平均線は21日線を使用しました。

トレンドが発生したら、トレンド方向に向かってエントリーを開始します。

エントリーと同時に、損切り-3pipsが発注されます。ポジションがプラスの利益になれば3pipsから6pips程度で利益確定します。トレンド方向にエントリーしているため、ポジションがプラスに傾きやすいです。

しっかりと、損切り発注が行われるため、損失拡大を心配する必要は、それ程ありません。但し、実際にトレードを行っていると、-3pipsの損切りが何度も続くことがあります。あまりに損切りが多いと精神的に参ってきてしまいますので、しっかりとトレンド方向に向かってエントリーするように心掛けます。

エントリーする際も、上昇か下降か怪しいと思えば、一旦はエントリーを見送ることも大切です。

何度も練習していると、スキャルピングも上手くなっていくと実感しました。

このスキャルピングのトレード手法を行ってわかったことは、FX社によってはスキャルピングがやりやすいところとやりにくいところがあるということです。

これはシステムに関してですが、同じエントリーでもスキャルピングしやすい会社はサクサクトレードが可能です。逆に、スリップページでエントリーや約定が拒否されたり、直感的に操作が使いにくいFX社は避けるべきだと思いました。

あくまで一例ですが、sbiFXはエントリーや約定がしやすく、スキャルピングに向いているなと思いました。

逆に、何度も約定が滑る会社は使いにくいです。また、スプレッドが原則固定のFX社を使用しないと、値動きが激しい時にスプレッドがかなり開くこともあります。開いている最中に、エントリーを行うとすぐに損切りに合うため、このようなFX社は避けるべきだと思いました。

また、FX社によってはスキャルピングが禁止されている場合もあります、しっかりと規約を読んで確かめるようにしてください。

トレードを行いトータルで何とかプラスに持ち込むことができました。しかし、スキャルピングは難しいと実感しています。

今回は、ドル円の1通貨を使ってトレードしたため、利益と言う結果では殆どありません。しかし、利益pipsで計算すれば、20pips程度の利益です。

3pips程度の利益を積み重ねて、3pips程度の損切りを繰り返し、3歩進んで2歩下がるのような感じです。

十回トレード行って、6回勝ち4回負けると言うような結果です。こう考えると、利益を積み上げるのは難しいと思いました。

勝つことが多いときもあれば、負けるときが続くこともあります。そのため、なるべくトレンド相場が安定して発生している時に行い、エントリー方法を見極めて、デモトレードで練習を積み重ねてほしいです。

まとめ

FXのスキャルピングのまとめ

FXでスキャルピングをすることは、可能だと思いましたが、逆に難しいと思うことも多々ありました。

少ない利益を積み上げることは出来ますが、少ない損失も積み上がるため、いかにして勝率を上げていくかが重要だと思います。

後は、損切りが-3pipsであれば、出来る限り1回あたりの利益を伸ばしていくことが大事だと思います。1回のトレードあたり、平均3pipsから6pips程度の利益が必要だと思います。

今回のトレードでは利益は、ほんの僅かでしたが、更に検証を繰り返して、良い結果が出るようであれば報告します。