1. TOP
  2. メンタルヘルス
  3. アモバンの依存症と離脱症状や断薬方法

アモバンの依存症と離脱症状や断薬方法

アモバンの断薬方法

アモバンは脳での働きがベンゾジアゼピン系に近い薬です。薬の成分はゾピクロンであり、催眠効果が高く即効性のある薬です。

アモバンは即効性があり、効き目の良い薬です。
苦味があるのが特徴ですので、十分な水と一緒に服用します。

薬の強さと効き方

アモバンは超短時間型の薬で寝付きを良くする働きを持つ薬です。
催眠作用は、強く切れ味のよい薬です。

薬理作用は、ゾピクロンの結合する場所にくっついて、脳内物質のギャバの働きを強めて、睡眠へと導入します。脳では、大脳辺縁系(扁桃核、海馬など)と視床下部に作用します。

アモバンは服用後の最高血中濃度の到達時間は約0.75~1.17時間、消失半減期は約3.66~3.94時間です。素早く薬の成分が作用して、短時間で排出されます。

アモバンの副作用

比較的安全性の高い薬です。医師の指示に従っている限りは問題はありません。但し、長期間服用する場合は、定期的に血液検査で異常がないか、気になる自覚症状の有無を十分に確認してください。

また、稀にですが中途覚醒時の出来事を記憶していないことやもうろう状態などを起こすことがあります。症状が現れた場合は、医師に相談して下さい。

錠剤 7.5mg、10mgがあります。
ジェネリック医薬品 アモバンテス、スローハイム、ゾピクール、ソピクロン、ドパリール、メトロームがあります。
発売時期 1989年5月
海外評価 イギリス、フランス、ドイツにおいて承認・販売がされています。
用法と用量 不眠症:1日7.5~10mgを就寝前に服用します。
高齢者や肝障害がある方は3.75mmにします。

アモバンの依存症と離脱症状や断薬方法は外部サイト「心の治療ナビ」に掲載していたアモバンに関する記事を再編集しています。記事内に掲載されている薬の画像は実際のアモバンではなくイメージです。

アモバンの感想

アモバンは非常に睡眠作用が強く、服用すると直ぐに眠りに付けます。また、短時間で排出されるため、翌日に持ち越したりせず目覚めが良い睡眠薬です。

不眠症では、主にベンゾジアゼピン系の薬が処方されますが、効果が弱い・感じられない場合は、アモバンが処方されることもあります。

また、水無しで服用すると、口の中が苦味で堪えられません。多めの水で飲むことが良いです。

服用に関しては、10mgを超えてはいけません。何故なら、一度に大量に飲むと、筋弛緩作用により全身の力が抜けて動けなくなります。更に、幻覚が現れますので、用法用量は正しく守って下さい。

私が思うに、アモバンの催眠効力(強さ)はベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中では最も強い薬です。但し、ベンゾジアゼピン同様に耐性や依存性があるため、短期間の服用に留めることが大切です。
普段はベンゾジアゼピン系の薬を使用して、それでも寝付けない場合は、アモバンを短期間服用するのが良いと思います。

依存症と離脱症状や断薬方法

アモバンは数ある睡眠薬の中でも強い鎮静効果があります。持続期間は超短時間ですが、強い作用により速やかに入眠させる効果があります。

アモバンは服用後30分~1時間もすれば、スイッチを切ったように深い眠りに落ちます。

薬を連用する人も多いですが、出来る限り服用は短期間に留めるべきです。何故なら、依存症や離脱症状も強く簡単に断薬することができなくなるためです。

アモバンを飲み始めは強い効果を感じることができます。しかし、数週間~数ヶ月もすれば耐性ができて、効かなくなってきます。人によっては服用しても寝付くことができなかったり、1~2時間で中途覚醒起こり、その後再入眠ができなくなります。

また、副作用としては味覚障害も起こることがあり、何ヶ月も服用するような薬ではありません。

もしも、アモバンの依存症や離脱症状でやめることができないと感じた場合は、ベンゾジアゼピン断薬マニュアルを参考にして、早期にやめれるようにしてください。

アモバンの苦味の原因や対処方法

アモバンの離脱症状や依存症の適切な対処方法

アモバンは超短時間型の睡眠薬であり、入眠効果が強力な薬です。
特に、苦みが強いのが特徴です。口にわずかにでも服用するなら強い苦味に襲われます。
そのため、多くの水と一緒に服用することが大切です。

アモバンの改良型であるルネスタも存在しますが、これも非常に強い苦味があります。この苦味は一体何でしょうか、対処方法や改善方法を紹介します。

苦味の対処方法を知って適切にアモバンを使用してください。

アモバンの苦味の原因

アモバンの苦味は我慢できないほどの強い苦味です。製薬会社の添付文書を見ても副作用の主は苦味であり、 4.18%も報告があります。

これらの原因は、アモバンの成分である「ゾピクロン」が影響しています。非常に苦い為、危険ではないかと思う方もいますがそれは心配する必要はありません。

服用時に多くの水と服用することにより不快な症状は最小限に抑えられます。しかし少ない水や口内崩壊で服用しようとすれば非常に辛い苦味が発生します。一度発生すると数時間または1日続くこともあり就寝どころではありません。

さらにこの苦味の成分は、困ったことに体の中に吸収された後も再び唾液から分泌されるので二重の苦味となります。ただし服用ちの苦味に比べれば軽いです。睡眠中に苦味が発生することもありますが、アモバンの効果で熟睡しているためそれほど心配することはありません。中途覚醒時に苦味が発生する場合は少量の水を服用することも1つの方法です。起床後や日中に口の中に苦味が残っていることもあります。特に日中に苦みが残るようであれば、薬を変更することも仕方ないかもしれません。

この苦味は、人によって我慢できる程度か不快に感じてできないか個人差があります。服用を続けていると、苦みになれる事はありませんが多少慣れるようになりますので、安眠が得られているのであれば様子を見る事も必要です。

アモバン自体は睡眠薬としての効果が強く、他のベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べても一際切れ味が強い傾向があります。
そのため、苦いからといって止める方はあまりいません。

アモバンの苦味の対処法

アモバンの苦みは成分の「ゾピクロン」提供しているため我慢しする以外方法がありません。苦味を緩和させることも困難です。あえて対処法があるとすれば、他の睡眠薬に変更する。慣れるように我慢するぐらいしかありません。薬の量を減らしたところで苦味が減るわけでもありません。薬の効果が半減するだけです。

なんとか慣れるまで様子を見る我慢することができれば、アモバンは非常に効果的な睡眠薬です。この苦味と付き合ってうまく不眠症を改善し、最終的にはアモバンを止めることが大切です。

アモバンの改良型であるルネスタという薬が存在します。この薬は苦味の成分が緩和されて使いやすいため、試してみることも良いでしょう。アモバンに比べてルネスタも睡眠作用が強いので不眠症に効果的です。ルネスタ自体アモバンの苦味の成分である部分を除去して開発された薬です。
ただし、苦み自体は完全に除去されたわけではなく、それでも苦いです。

アモバンやルネスタの苦味が我慢できない場合は、同じ作用時間のベンゾジアゼピン系睡眠薬を使うことも必要です。代表的な睡眠薬にマイスリーやハルシオンがあります。もう少し、作用時間が長い睡眠薬としてはレンドルミンやエバミールを使うことも良いでしょう。

自分に合った睡眠薬は、一度で見つかるわけではありませんので色々と試してみて自分に合った睡眠薬を見つけてください。