顔のシワをなくすヒートショックプロテインの入浴方法
シワが減って若返りができたらと考えたり、そのような方法を探す人も多いです。
今回は自分で費用も要らずに、顔のシワをなくすor減少して若返える方法を紹介します。
世の中には、シワに対して「アスタキサンチン」「Q10」「大豆イソフラボン」「コラーゲン摂取」など様々な方法が紹介されています。
どれを試しても、三日坊主ならぬ一ヶ月坊主でやめたり、効果が無かったりして、諦めていませんか・・。
今回ご紹介する「温熱湯療法」は医学的にも高い効果が認められ実証された方法です。
治療方法は、42度のお湯に5分間皮膚を浸けることです。これなら、入浴中にできて誰でも試せる方法です。
皮膚内の真皮が活性化して、コラーゲンが増殖します。その結果、シワが薄くなるのです。
但し、一週間、一ヶ月試したからといって目に見える結果が現れる訳ではありません。
最低でも半年間は試して、検証してください。間違いなくシワをなくす効果はあります。
また、明らかな効果を求めるなら1年単位で続けてください。
今まで、試した若返り治療の中でも、自分でできてリスクが無く、明確な効果があるのは「温熱湯療法」です。
ヒートショックプロテイン
人間の体には傷付いた細胞を修復や保護するタンパク質が存在します。
これをヒートショックプロテイン(HSP)と呼びます。普段は細胞の中で備蓄されていますが、細胞にストレスが掛かると増産されます。
特に熱によるストレスで、最も増産されることが分かっています。
HSPの実験
慶應義塾大学の水島徹教授はマウスを使った実験で、ヒートショックプロテイン(HSP)によりシワが予防することを証明しました。
まず、マウスを二つのグループに分けます。片方のマウスを、42度のお湯に5分間浸しました。もう片方は37度のお湯に5分間浸しました。
6時間後紫外線を当てて、週3日10週間続けます。その結果、42度のお湯に浸したマウスは殆どシワが見られませんでした。
Photo power by Dr.mizushima T. Suppression of UV-induced
ヒートショックプロテインの活性化により、真皮を回復させて皮膚を守ったのです。
現在、世界各国でHSPの研究が行われて、薬や化粧品への応用が期待されています。
ヒートショックプロテインの増やし方
ヒートショックプロテインは40度以上のお湯で活性化することが可能です。
人間の体で最も安全で限界に近い温度が42度です。
42度のお湯に5~10分程度浸かると、ヒートショックプロテインが大量に増産されます。その後6時間で最大値まで上昇します。
しかも、熱により増産さると2日をピークに一週間程度は効果が持続します。
つまり、42度のお湯に5分間浸かることを週に3回程度行うだけで、コラーゲンの損傷を防ぎ、再生や活性化させることができます。
なお、43度以上になると更にHSPは増産しますが、体に負担やヤケドの恐れもあるため、42度を基準にします。
40度のお湯でも少量ですがヒートショックプロテインが増産されます。十分に増えるには15分程度お湯に浸かる必要があります。
人への実験
水島徹教授は人への検証も行っています。
20~50代の被験者を4名選出して、42度のお湯で毎日10日間の実験をしました。
その結果、以下のような肌年齢の若返りが実証されました。
増産されたヒートショックプロテインの働きで、コラーゲンが増殖して肌年齢がアップしたのです。
僅かな実験期間でしたが、更に継続すればより効果が期待できます。
シミへの効果
HSPはメラニン色素の過剰な生産を抑えるため、シミの予防にも効果があります。
詳しい治療方法
温熱湯療法は入浴時に行うのが基本です。
日常的な習慣に合わせて続けることが継続しやすいですし、負担になりません。入浴であれば毎日できるので、治療効果が最大限発揮されます。
まず、以下のアイテムを準備します。
- 防水時計
- 温度計
お湯が42度かどうかを温度計で計測します。
42度の湯舟に顔を5分間浸けます。苦しくならないように息継ぎをしてください。
お湯に潜るのも良いですが、心臓や脳に負担にならないように十分に注意してください。
42度のお湯に合計5分間潜るのは、体に負担が掛かります。そのまま、意識を失う危険性もあります。
正しくは湯舟で体を温めて、42度のお湯に顔を合計5分間浸けるようにします。
これだけの方法ですが、皮膚内の細胞が活性化して、半年間程度でシワが改善します。また、ニキビ跡も良くなります。
なお、週に3~4日程度を目安にしてください。大切なことは継続することです。後は、睡眠も正しく取って新陳代謝を正常に繰り返します。
これだけ治療効果の高い若返り法ですが、余り一般には知られていません。
企業や医療業界にとって利益にならないことは、単なる情報の一つとして埋もれていくのです。
しかし、この「温熱湯療法」は明らかに効果がありますので是非試してみてください。
良くある質問
- 42度未満のお湯は駄目ですか?
- 41度や40度のお湯でも構いませんが、その分効果が発生するのに10分20分と浸かる必要があります。
42度であれば、5分で済むためも効果的です。
- 43度以上のお湯は駄目ですか?
- 効果はありますが、皮膚や体に負担が掛かるためやめてください。
皮膚に対して、刺激や炎症にも繋がります。大切なことは、最大限の効果を安全に継続できる方法かどうかです。
- どのような効果がありますか?
- 温熱湯療法により、皮膚内の細胞を活性化させて、コラーゲンが増殖します。その結果、ミワが減り若返りや美肌効果が期待できます。
また、シワだけでなく、浅いニキビ跡も薄くなるなど高い効果が期待できます。
但し、即効性はありませんので、半年間を目安に継続する必要があります。
- ヒートショックプロテインとは何ですか?
- ヒートショックプロテインは、紫外線や活性酸素など様々な要因で痛んだ細胞を修復する働きがあります。
細胞内に存在するタンパク質ですが、ストレス(熱など)により増産されます。
また、細胞の修復だけでなく、保護や活性化も行われます。皮膚だけでなく、体全体に効果があります。
- 始めるのに必要な物は何ですか?
- まず、42度のお湯を週に3~4回用意できる環境が必要です。入浴時が最も続けるのに効果的です。
また、5分間を計る防水時計が必要です。更に、湯舟が42度かどうか、温度計で計るようにしてください。
- どれくらいの期間で効果が分かりますか?
- シワに関係する真皮のターンオーバーは4年とも6年とも言われています。それ程長い期間が掛かるのは確かですし、その間に自身の老化も加わります。
表皮のように28日以上周期で入れ変わるなら目に見えた効果が現れますが、真皮はそういう訳にはいきません。
温熱湯療法を始めたら、最低半年間は試してください。確実な効果を望むなら、1年は必要です。
しかし、医療用レーザーと違い、高い費用も掛かりません。また、失敗のリスクもありません。
無理なく、日常生活で継続できる美容法です。
- 毎日続けるする必要はありますか?
- 体や皮膚に負担も掛かるため、週に3~4日程度にしてください。大切なことは適度な回数で継続することです。
また、42度のお湯で一回5分までに留めてください。当初は42度のお湯で一回10分が目安でした。しかし、体への負担も考えると5分が適切ですし、これで十分にHSPが生産されます。
- 副作用はありますか?
- 特にありません。しかし、43℃以上のお湯は使用しないでください。
皮膚や体に負担が掛かり、やけどや刺激、炎症に繋がる可能性があります。また、深部の体温が2℃以上上昇して、血栓ができやすくなります。しっかりと、温度計を使用してください。
万が一、皮膚や体に異常をきたした場合は中止して、医師の診察を受けてください。
また、42℃以下のお湯でも、湯舟に潜ることは脳や心臓に負担が掛かりますので、半身浴をしながら湯舟に顔を浸けるように工夫してください。
お風呂上がりはしっかりと水分を補給してください。
まとめ
以前から熱で細胞を温めると活性化することが知られていましたが、42℃のお湯で、誰でもできることから、一躍脚光を浴びてきました。
マウスを使った実験でも明確な効果は出ていますし、医学者の研究報告でも高い効果が実証されています。
私はまだ始めたばかりですが、今後検証結果を体験談として、公開していきます。