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歯列矯正の失敗とデメリットや後悔と出っ歯のブログ

歯列矯正の失敗とデメリットのブログ

一般的の歯列矯正はワイヤーを使用して歯並びを改善します。近年は歯並びを治したいと思う人も多く、大人になってから治療する人も増えました。

子供の頃に開始する歯列矯正は歯の生え変わりや顎の成長に並行して進めるため、治療効果も良く高い改善が見込めます。

一方、大人になってから始める歯列矯正はそれなりにデメリットやリスクもあります。子供の内に歯列矯正ができるかどうかは親の存在や方針に掛かっているため、仕方ない部分もあります。

もちろん、大人になってから歯列矯正をする人は沢山いますし、成功しているのは事実です。一方で、きれいな歯並びにならなかったり、噛み合わせなどの不定愁訴に悩み後悔する人もいます。

失敗した場合に苦しむのは他ならね本人のため、しっかりとした治療を受ける必要があります。このブログでは歯列矯正の失敗を防ぎ、成功させるための方法を解説します。

歯列矯正の失敗とは

歯列矯正の失敗とは見た目の問題と機能的な問題に分かれます。

想像していたようなきれいな歯並びにならなかった。噛み合わせに異常が出たなど様々な失敗があります。

正しい歯並びにならない

治療を続けているが、正しい歯並びにならずに月日が経過していく場合もあります。また、納得の状態にならないまま治療が終了することもあります。何故このような結果になるか考える必要もあります。

元々、歯並びが酷く動かす量が大きい場合や重度の乱ぐい歯であれば、矯正期間も長く掛かります。

重度の乱くい歯は矯正が困難

また、歯並びによっては抜歯も必要になります。人によっては歯を抜くことを拒否する方もいますが、必要に応じて検討してください。抜歯により得られる効果はプラス要因も多いのです。

抜歯をせずに無理に歯を並べると横に広げたアーチになります。場合によっては隣り合う歯に圧力が掛かり、歯を乱れさせたり出っ歯になるケースもあります。

なお、抜歯する歯は適切に選択する必要があります。明確な理由がなく、不必要に歯を抜くと正中が合わなくなることやきれいなアーチを描く歯並びになりません。

もしも、矯正医が抜歯を提案したのであれば、納得いく説明を受けて正しく受け入れましょう。
抜歯をしたことによる歯並びとしなかったことによる歯並びはイメージ的にどう変わるのか詳しく尋ねてください。

歯並びの後戻り

歯列矯正できれいな歯並びを手に入れたものの後戻りにより乱れてくるケースもあります。

歯は動かすことは簡単ですが、保定することは何倍も時間が掛かります。そのため、指示された期間はしっかりと保定(リテーナー)を行う必要があります。

マウスピースや歯の裏側にワイヤー固定するなど、適切に後戻りを防ぐ処置を受けてください。

ワイヤータイプのリテーナー

マウスピースによる保定治療

噛み合わせの不調

歯列矯正でかみ合わせが崩壊

歯列矯正を行うと噛み合わせは変化します。人によっては上手く馴染めずに顎関節症や不定愁訴に悩む可能性もあります。

子供は矯正も上手くいきやすく、適応能力が高いため心配は不要です。

大人の中には歯並びは改善したものの、噛み合わせの不調で精神を崩す人や日常生活に支障をきたす人もいます。

この場合は効果的な治療法はありません。

その他

歯並びは人によって様々であり、治療方針も変わります。稀にですが、人によっては外科手術も必要な場合もあります。

歯周病が酷いのであれば、無理な矯正で歯の根管が駄目になることもあります。歯列矯正前に虫歯や歯周病治療は終わらせておきます。

歯科医師選び

歯列矯正のクリニックや歯科医選びの重要性

矯正をする上で最も重要となるのか歯科医師選びです。これは全ての結果を左右します。

まず、矯正を受けるのであれば、歯列矯正の専門医を見付けてください。日本矯正歯科学会の認定医や専門医であれば問題ありません。

一般的な歯科でも矯正を行うクリニックは沢山あります。但し、院内の医師が行うのか外部から指定した日にちに矯正医が来るのか分かれます。

個人的には一般歯科で矯正を行う場合は虫歯などの治療も同一医院で行えるメリットもあります。但し、一般的な歯科治療と歯列矯正を片手間でできる程甘くはありません。歯列矯正は高い技術が必要であり、長年の知識と経験があって初めて満足のいく治療を提供できます。

歯列矯正の専門クリニックであれば歯並びや矯正に精通しているため、こちらを選ぶ方が良いと思います。

実際に歯列矯正を受けるのであれば、カウンセリングにいく必要があります。もしも、納得いく治療プランが説明されなければ、迷わず他の医療機関に変えます。

歯科医師によっては技術や経験、知識は変わります。治療方針も変化するため、まずは複数のクリニックに診察にいくことを推奨します。

また、矯正医は人柄も大切なポイントです。治療後も気軽に相談できる人物であるか、患者思いかなどです。

なお、治療が開始されれば後悔しても後戻りはできません。途中で治療を断念したり、他院に転院することも困難です。そのため、しっかりと納得の上で決めてください。

歯列矯正のまとめ

失敗せずにきれいな歯並びを目指した矯正

近年、日本人のきれいな歯並びに対する意識は高くなったなと思います。大人でも歯列矯正や舌側矯正、セラミック矯正をする人も沢山います。

きれいな歯並びは見た目にも有利ですし、社会的なステータスもあります。ヨーロッパでは歯並びの良さは必須項目であり、子供も大人も普通に矯正しています。日本もいつかそんな状態になれば良いと思いました。

私も歯並びは若干乱れていて、目立っていました。できるなら、歯列矯正をしたいですが、まだまだ社会的な偏見も強くできません。そのため、セラミック矯正を希望しました。思えば、ワイヤー矯正で1から全体をきれいに矯正したかったです。

ワイヤーの歯列矯正を成功されるには、矯正医師選びが何より重要です。良い医師を見付けてください。きれいな歯並びになることを願っています。