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ワイパックスでベンゾジアゼピンの離脱症状と依存症からの断薬に成功

ベンゾジアゼピンは離脱症状や禁断症状、依存症があり、断薬することは容易ではありません。

ベンゾジアゼピンは睡眠薬や安定剤として使われます。一般的な内科や整形外科でも、頻繁に処方されて日本だけでも500万人は服用しています。

それだけ、ベンゾジアゼピンは服用する人が多いですが、問題は依存性があり、簡単にやめることができません。

離脱症状は一時的な不安やイライラがあります。しかし、最も辛いのが不眠症が強く現れて、全く眠れなくなることです。

この服用が辛くて薬をやめれずにいる人が多くいます。

私自身も安易にベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用して、5年以上の依存症に苦しみました。

何度も断薬を試みましたが、失敗を繰り返して本当に辛い日々が続きました。このまま、一生薬を飲み続けるしかないかと思いましたが、ベンゾジアゼピン断薬マニュアルを元に、完全な断薬に成功しました。

お陰で、今は自然に眠れるようになり、体も健康を取り戻しました。

この記事では、ベンゾジアゼピンの依存症に苦しむ方が、断薬を成功できるように、体験談を記載します。

ベンゾジアゼピンの依存症

ベンゾジアゼピンの断薬を成功するまでの道のり

私は、当時マイスリーやレンドルミン、エバミールなど色々なベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用していました。

中々、薬をやめれずに数年が経過してしまいました。最終的に、薬を服用しても寝付けたり寝付けなかったり、寝れても数時間程度と睡眠が不安定になりました。

安定した睡眠が取れないと、疲れも取れずに頭も働かずに困っていました。

いざ断薬をしようにも、全く眠れなくなるため、困り果てていました。

そんな時に、当時制作会社で運営していた医療情報サイトの「心の治療ナビ」にベンゾジアゼピンの断薬方法の企画を掲げて、医療関係者監修で「ベンゾジアゼピン断薬マニュアル」を掲載しました。

とても反響があり、幾らかの人に実践していただきました。

断薬方法は至って簡単で、服用している睡眠薬をワイパックスの1mgや0.75mgに置き換えて断薬していく方法です。

実践に体験してみて、離脱症状が最初限に抑えられて、薬をやめることに成功しました。

もちろん、断薬する強い気持ちとある程度の離脱症状は覚悟しなければなりませんが、やめた際に現れる不眠は一時的で、直ぐに自然な睡眠に切り替わりました。

やはり、ベンゾジアゼピンは適切な断薬方法を行えば成功すると実感しました。

ワイパックスで断薬する方法

ベンゾジアゼピンの断薬を開始する直前までは、レンドルミンを服用していました。

以前、突然薬をやめたことがありますが、一週間以上全く寝付けずに、断薬の失敗を繰り返していました。

ここから、ベンゾジアゼピン断薬マニュアルの方法を始めました。

詳しい断薬方法は別の記事に掲載されているので少し省略します。

まず、レンドルミンをワイパックス1mgに変更しました。

寝付くのに2時間程度は掛かりましたが、6時間程度は眠れました。徐々にワイパックス1mgに慣れてきて、一週間程度服用しました。

その後、次の週からワイパックス0.75mgまで落としました。

ワイパックス0.5mgとワイパックスを半分に割った0.25mgを足して、ワイパックス0.75mgにします。

ワイパックスの0.75mgの作り方

これでも、寝付くのに2~3時間掛かりますが、6時間は眠れました。寝付くのに時間は掛かりますが、自分で眠る感覚を掴むことができました。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は気が付くと「バタン」とスイッチが落ちたように気を失います。特に、マイスリーやルネスタは酷かったです。

一方で、ワイパックスは徐々に寝付くように効果が現れるので、自分で寝付く感覚を覚えることができました。

これは、薬の効果が現れる血中濃度が2時間程度掛かるため、ゆっくりと効いてくるようです。

また、薬の効果が消失する半減期も12時間のため、長すぎることもなく、短すぎることもありません。

寝て起きるまでは、薬の効果が続いています。

更に、ベンゾジアゼピンの中でも安定した効き方をする万能タイプなので、断薬には適切だと感じました。

ワイパックスは夜に睡眠薬と服用した場合は、翌日の夕方に掛けて、一時的な不安やイライラが発生することがあります。

これは、薬の効果が切れたことによる禁断症状です。一時的な症状のため、断薬しても約1~3日で消えます。心配はありません。

話しは戻りますが、ワイパック0.75mgを一週間服用したら、次は完全に断薬します。

このワイパックス0.75mgが断薬のポイントで、それを下回ると薬の睡眠効果が落ちます。限界ラインであり、ここから一気に断薬をすることが必要になります。

必要最小限の薬の量と最小限の離脱症状で完全にやめることが大切です。

私がワイパックス0.75mgを断薬した際は、最初の3日程度は眠りも浅く辛かったですが、ここを乗り切ると自然な睡眠に切り替わりました。

ベンゾジアゼピンの断薬を何度も失敗していましたが、ワイパックス0.75mgでようやく成功しました。

このことから、ベンゾジアゼピンは適切に断薬すればやめることができると確信しました。

断薬して一ヶ月も経つ頃には、8割以上自然な睡眠が戻りました。月日が経つごとに更に回復していきました。

一年以上経過すると、いつでも眠れる体になり、昼寝や熟睡もできています。

断薬に役立つアイテム

薬をやめる場合に役に立ったのが「キッチンセーフ」です。

タイマー式の金庫(タイムロックコンテナ)であり、1分~10日の設定で物を閉じ込めて置くことができます。

ベンゾジアゼピンをいざやめようと思っても、意志に負けてしまう場合もあります。特に寝る前は「今日は飲まない」と思っても、中々寝付けずに睡眠薬に手が伸びてしまうことがあります。

そんな時に「キッチンセーフ」にベンゾジアゼピンを入れて、翌朝までタイマーを設定しておけば、意志に負けることは無くなります。

一度タイマーロックすると、時間になるまで絶対に開きませんので、諦めることができます。

肝心のタイムロックコンテナの作りは、しっかりしているので、ハンマーで壊さない限りは取り出せません。

どうしても、断薬する際に意志に負けてしまうなら、使うのが良いと思いました。

まとめ

ベンゾジアゼピンを断薬する場合は、最小限の離脱症状は仕方がないですが、いくつか乗り切るポイントを記載します。

断薬開始から1週間程度は眠りも浅いですが、だらだらと布団の中に留まらずに朝は7時には起きて夜は22時眠る習慣を付けます。

仕事や学校がある人なら規則正しい生活が身についているため、この点は大丈夫ですが、不規則な生活をしているならしっかりと就寝起床時間は正しくします。

私は断薬開始時は早寝早起きを心掛けました。自然に眠れるようになってからは、多少遅寝遅起きでも、問題なく眠れています。そのため、断薬開始の一週間を乗り切ることが重要になってきます。

断薬中の夜はリラックスした時間を過ごすようにします。スマホやパソコンを使うと交換神経が高ぶって寝付けなくなるため、テレビなどを見ながら自然と過ごすことをお勧めします。もちろん、離脱症状が抜け気って、自然な睡眠に変われば問題ありませんが、断薬初期は気をつけてください。

断薬中はコーヒーなどのカフェインに注意してください。カフェインの効果で眠れなくなります。

完全に断薬が成功するまでは控えることをお勧めします。

断薬をした最初の一週間は一番辛い時期ですが、それを乗り越えて自然な睡眠を得られるようになれば、成功は目前です。

多くの人がベンゾジアゼピンの断薬が成功することを願っています。