自動車工場の期間社員や期間工(期間従業員)はきつい?つらい?地獄なのか
自動車工場の期間社員や期間工(期間従業員)はフリーペーパーやハローワークで一年中求人を募集している職業です。
待遇も良く高収入が見込めことと一人部屋の寮があることから、応募する人も多くいます。
しかし、仕事はきついですし辛いです。そのため、辞める人も多くいるのが現状です。
自動車工場の期間社員や期間工(期間従業員)は、どのような仕事なのか詳しく解説します。
応募資格
男性女性や学歴に係わらず、応募は可能です。持病もなく普通の人であれば問題なく就職ができます。
入社前に、健康診断はありますが、余程に体に異常がない限りは大丈夫です。
遠方から通う人も多いため、一人部屋の寮が提供されます。寮といっても格安で、無料もあれば一万程度に抑えられています。
更に、朝食や夕食が提供されて、仕事に集中することができます。
待遇
給料は日給一万円程度が相場ですが、その他に「旅費仕度金」「入社祝い金」「期間満了手当」「皆勤手当」「何ヶ月毎の手当」「契約更新手当」など、様々な手当が付き、相当の収入になることは間違いありません。
更に、社会保険もしっかりと完備されていて、厚生年金と健康保険は完備しています。
こう考えるとメリットばかりがあるように思いますが、仕事内容はかなりきついし辛いと思ってください。
仕事内容
自動車工事の仕事は、「ライン作業」が主になります。
しかも、車体の部品パーツはとても重い物もあるので、肉体的な負担はかなりあります。
更に、ラインは流れ作業であるために俊敏な動きが必要です。もたもたしていると自分の位置で仕事が止まり、周りに迷惑が掛かります。
最初は筋肉痛で体力を回復させるのに大変だと思います。一ヶ月程度は慣れるのに時間が掛かり、体力が付くまで地獄を堪えるしかありません。
仕事は単調で毎回作業の繰り返しのため辛いですが、生活のためとして割り切るしかありません。
仕事にやり甲斐を求めるのは酷だと思いますが、休みの日をしっかりと充実させて、生きがいを持って頑張りましょう。
なお、女性の場合は力仕事はありません。むしろ、素早く小さなパーツを取り付けたり、ネジを扱う仕事が多くなります。そのため、筋肉痛になることはありません。
途中退社
自動車工場の期間社員になったものの、仕事の大変さに付いていけずに中途退社する人も多くいます。
中には、ある日突然荷物をまとめてトンズラする人もいます。
仕事が合わない人は早期に職場から退社や離脱します。
それだけ、仕事が大変であるのです。そのため、手厚い待遇が用意されていて、途中で退社しないように「何ヶ月手当」「期間満了手当」が用意されています。
くれぐれも、体力に自信がない人やきつい仕事が嫌な人は、応募しない方が良いです。
社員への道のり
求人には、正社員登用年間○○名と書いてあることが多く、それに期待して応募する人もいるはずです。
しかし、正社員への道のりはかなりの狭き門だと思ってください。
どのような人が正社員になれるかと言えば、「仕事ができる人」「無遅刻、無欠勤」が大前提になります。
まず、「仕事ができる人」とは、体力を使う仕事に適応して、長年続けられる体がどうかです。
仕事は力を使い、つらいです。同じ作業の繰り返しになります。それに堪えて、定年まで働ける人物かどうかがポイントになります。
次に「無遅刻無欠勤」です。当たり前ですが、遅刻や欠勤をするような人は正社員にはなれません。月に数回するようであれば、契約期間終了と共に更新もされずに終わります。
社会人として、本当に不可抗力があるとき以外は、遅刻や欠勤はしないことです。
この2つは最低限必要な条件です。簡単なようで難しいのが、自動車工場の期間社員です。
更に、これらをクリアしても、正社員になれる保障はどこにもありません。大多数の人は、雇用期間が終了します。
また、正社員になるにも職場の上司の推薦が必要だったりと難関もあります。
大切なことは、期間社員として働いている内に次の人生を考えておくことです。ただ単に、雇用期間を過ごしているだけでは、雇用期間が終了すれば慌てるだけです。
人によっては、雇用期間終了後に派遣会社の派遣社員として、契約する人もいますし、スカウトされることも多いです。
但し、大切なことは期間社員である内に、次の就職先を探しておくことです。早い人は、働きながらも職安に通い、次の仕事が決まれば退職することも考えています。
また、そのときのために、新たな賃貸を探しておくのも良いです。
大切なことは、正社員の仕事を探すことです。雇用に定めがある、期間社員や派遣社員から脱出するように頑張りましょう。
社員食堂
自動車工場の社員食堂はとても美味しく、ボリュームがあります。更に、料金も安く、お腹一杯食べれるのがメリットです。
この点は最大のメリットです。
仕事が続かないとき
仕事に配属されて、体力がどうしても続かないと思ったら、退職を考えるのではなく、職場移動を上司に相談しましょう。
その際は、体のどの部分が駄目なのか、例えば腰が痛いなどと言えば良いです。ケースにもよりますが、配慮して貰えて配属変えが期待できます。
概ね、女性ができるような力を使わない業務に変更して貰えます。但し、俊敏な動きが必要にはなります。
また、仕事に付いて行けずに配置転換を希望した場合は、正社員への道は絶望的かも知れません。
しかし、無理をして体を壊したら、元も子もありません。相談して、駄目ならそれまでです。退職を考えます。
まとめ
自動車工場の期間工(期間従業員)がどのような仕事かを紹介しました。
やはり、安定して働ける仕事でなく、一時的な高収入を目指して働く仕事です。
もしも、将来を考えるのであれば、正社員の仕事を探すことをお勧めします。
期間工(期間従業員)として働くのであれば、仕事は力を使い体力が必要ですことを肝に銘じます。また、ライン作業では毎日同じ仕事の繰り返しです。きつく大変であると覚悟して、面接を受けてください。
しかしながら、「生きることは働くこと」です。人生においては何一つとして、無駄な経験はないと思います。最良の道を選んでください。