WordPressのカテゴリーページやタグページに独自のコンテンツを表示する方法
WordPressにはカテゴリーページや投稿タグページに独自のコンテンツを表示させる方法があります。
普通は、カテゴリーページや投稿タグページは、記事が並んで一覧表示されているだけです。しかし、各々に独自のコンテンツを挿入できれば、SEO的にも良いですし、訪問者にとっても見応えのあるページになると思います。
一般的なWordPressサイトへのアクセスは、トップページと記事ページが主です。しかし、カテゴリーページや個別タグページに独自コンテンツ(2000文字以上、画像など)を入れるとある程度はそのページへのアクセス数が伸びました。
このことから、カテゴリーページや投稿タグページでは独自コンテンツがあるとSEOに効果があります。また、何も設定していないときに比べて検索結果にも表示されるようになりました。
但し、現在のWordPressにはカテゴリーページや投稿タグページには、個別記事のようにコンテンツを投稿するような機能はありません。
そのため、「archive.php」やカテゴリーページの「category.php」、投稿タグページの「tag.php」を使用したり、条件分岐タグを使いながら実装していきます。
最初の設定は少し難しそうですが、一度設定すれば後は簡単です。
ここでは、WordPressのカテゴリーページやタグページに独自のコンテンツを表示する方法を紹介していきます。
設定サンプル
実際にカテゴリーページにオリジナルのコンテンツを挿入してみました。
カテゴリーの一覧記事の上部にオリジナル記事が挿入されています。
普段はカテゴリーページは意識せずに読まれています。しかし、オリジナルコンテンツがあると、読みごたえが増えて滞在時間も上昇します。
設定方法
カテゴリー
1.カテゴリーにオリジナルコンテンツを入力します。WordPressのサイドバーを表示します。
「投稿」→「カテゴリー」を表示します。
カテゴリーページが開いたら、「説明」の部分にコンテンツ(文字や画像)を入力します。入力には、htmlを使って記入してください。
カテゴリーページの説明は通常メモ書きとして使用します。ここを上手く利用すればページ毎の表示ができるようになります。
2.「説明」部分のコンテンツを表示させるには、カテゴリーページの「category.php」に以下のコードを記述します。
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<?php echo category_description(); ?> |
これで、カテゴリーページの「説明」で記入したオリジナルコンテンツが表示されるようになります。
タグページ
タグページにもオリジナルコンテンツを設定しましょう。基本的にカテゴリーページで設定した方法と同様です。
1.「投稿」→「タグ」を表示します。
タグページが開いたら、「説明」の部分にコンテンツ(文書やimg)を入力します。入力形式は、htmlを使用します。
2.「説明」部分のコンテンツを表示させるには、投稿タグページの「tag.php」に以下のコードを記述します。
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<?php echo tag_description(); ?> |
これで、投稿タグページにもオリジナルコンテンツが表示されます。
「archive.php」の場合
カテゴリーページの「category.php」や投稿タグページの「tag.php」を使わずに「archive.php」で共通使用している場合もあると思います。
その場合は「archive.php」に<?php echo category_description(); ?>を記述するだけで大丈夫です。もしも、カテゴリーページにだけ設定したい場合や投稿タグページにだけ設定したい場合は、条件分岐を使用して、is_category()やis_tag()を使用します。
設定方法2
完全にカスタマイズ使用するには以下の4つを設定します。
HTMLタグの使用
「説明」に記入した部分は、まだHTMLタグが使用できません。
文書や画像を挿入するためにもHTMLタグを使用できるように設定します。
以下のコードを「functions.php」に記述します。
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//カテゴリーページやタグページの説明でHTMLタグ有効化 remove_filter( 'pre_term_description', 'wp_filter_kses' ); |
pタグの除去
「説明」に記入した文書には「p」タグが自動で付与されます。不要ですので除去します。
以下のコードを「functions.php」に記述します。
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remove_filter('term_description','wpautop'); |
2ページ目以降には非表示
オリジナルコンテンツは、2ページ目以降にも表示されます。これは重複コンテンツになりSEO的に良くありません。
そのため、1ページだけに表示させるようにします。
以下のコードを「archive.php」や「category.php」、「tag.php」に記述します。
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<?php if ( !is_paged() ) : // 1ページ目のみ表示 ?> <?php echo category_description(); ?> <?php endif; ?> |
リンクタイトルを除去
カテゴリーページや投稿タグページの「説明」欄にコンテンツを記入するとその内容が<a>タグのtitleにも表示されます。これは不要ですので表示されないようにします。
以下のコードをテンプレートタグにパラメータを記述します。
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<?php wp_list_categories('use_desc_for_title=0'); ?> |
まとめ
カテゴリーページや投稿タグページにオリジナルコンテンツを設定するとアクセス数が飛躍的に上がりました。
そのため、設定しておいて損は無いと思います。
なお、カテゴリーページは使用頻度も高いですが、投稿タグページまでオリジナルコンテンツを制作すると作業時間も増えます。そのため、両方作るかは良く考える方が良いです。
また、文書は出来る限り2000文字以上を目指すとSEOに効果的にです。更に、画像を挿入して、魅力的なページにすると良いです。
YouTubeやMap、table、ナビゲーションなど色々なコンテンツが挿入できます。
カテゴリーや投稿タグページ毎に人気ページランキングを表示する方法も効果的でした。
アイデア次第では、WEBサイトのコンテンツが充実します。