FXのティックチャートによるスキャルピングトレード手法
価格が動き出して変動が激しい相場になれば、動いた方向に順張りでエントリーを行うスキャルピングの達人がAさんです。
FXは値動きを予想しようにもテクニカルやファンダメンタルズ、需要や投機により困難を極めます。しかし、一週間後の値動きが分からなくても、10秒後の値動きなら分かるのではと思って、スキャルピングを始めました。
但し、いつも値動きが分かる訳ではないので、ひたすら価格が動き出すのを待つだけの日もあります。
基本的に相場が動いた方向に付いていくことが大切であり、動きがあるまで待つことは更に重要です。
トレードには1分足とティックチャートを使用します。チャンスになれば素早くエントリーを行い、数銭の利益で決済します。また、損切りも徹底します。
スキャルピングによるトレード手法を詳しく解説します。
参照:YouTubeスキャルピング講座2013年(現在は削除済み)
トレード手法
トレードを成功させるのに大切なことは値動きのない状態ではエントリーをせずに、動き出すまで確実に待つことです。
一日に幾度チャンスがある訳ではないですが、価格が動き出すのを待つので必然的に勝率は上がります。
エントリーは1分足のローソク足が勢い良く動き出す瞬間です。相場が急上昇するときは買いと売りの比率が極端に買いに偏って、ローソク足が急速に伸びていきます。
そのような時は10秒後も上がる可能性が高いので「買い」で付いていきます。
要するに、スキャルピングでは超短期間の動きでエントリーと利確をする必要があるので、10秒後の値動きを予想するのが大切なのです。
エントリーの際はティックチャートも見ながら、価格が勢いよく動き出すのをひたすら待ちます。動き出したと思えば素早く、成行で注文ボタンを押します。
スキャルピングは数秒単位の判断が求められます。保有時間は数秒~数十秒、利確は数pips程度です。また、自分の思う予測と違う方向に進めば問答無用で損切りします。
スキャルピングは一瞬の判断の遅れで、大きな損失を被ります。トレードで一番大切なことは損切りの徹底です。
損切りができなければ、スキャルピングでは絶対に勝ち続けられません。
また、エントリーの際も迷いが出てチャンスを逃せば、諦めて次を待ちます。正しいエントリーを行うことにより勝ち負けは左右されまます。
そもそも、スキャルピングで行う作業はエントリーと利確、損切りの3つだけです。これをいかにしてマスターするかがポイントです。
トレードのコツ
ティックチャートのスキャルピングで瞬間的に動作するためにも、マウスを2台用意します。
右手と左手にそれぞれのマウスを持ちながら、同時に数秒~数十秒単位のトレードをします。
2台あれば、エントリーと利確、損切りが瞬時にできます。慣れるまでが大変ですが、便利なのでマスターしてください。
基本的に瞬時の要求が必要なのでパソコンでトレードをします。スマートフォンでもできなくはないですが、難しいと思います。
トレードではLION FXやSBIFXなど原則スプレッドが固定されている取引所を使用します。スプレッドが極小であっても変動性であれは、経済指標や突破的な値動きで大きく開いてしまうためです。
値動きのポイント
基本的に値動きがあるまで待つことが大切ですが、動き出しやすい時間帯もあります。やはり、夕方以降のヨーロッパ時間は上昇トレンドや下降トレンド発生しやすい傾向にあります。
また、経済指標などでは大きな値動きになりやすいです。特に雇用統計は裏切りません。経済指標は時間通りに発表されますし、事前に準備ができます。但し、スプレッドが広がりやすいので注意も必要ですが・・。
後は、日足や週足といった長い足の支持線や抵抗線、史上最高値など、心理的な節目となるラインを割るときもローソク足に勢いがでやすいので注目します。
但し、節目をジリジリと割っていくジリ下げは余り信用できず、一気に割るような動きが信頼できます。
トレード例
トレードで使用する通貨ペアは基本的にはドル円です。スプレッドが0.3pipsと小さいためです。
1分足とティックチャートを開きます。まずは、値動きが始まるまでひたすら待ちます。
1分足とティックチャートが動き出して勢いが出てきた瞬間にエントリーをします。
ここで大切なポイントは10秒後の動きを予測することです。買いでエントリーするのであれば、10秒後に今の位置より上昇しているかを予測するのです。
利確は3~5pips程度です。勢いがなければ、1pipsでエグジットすることもあります。
損切りは-1pipsで素早く行います。スキャルピングの極意は損切りにあります。これを躊躇なく行えるかがどうかで長年トレードが続けられるかが決まります。
また、エントリー後にポジションを保有している時間は数秒~数十秒、長くて数分です。
保有中はローソク足の早さから、買いと売りの比率をイメージとして計算します。
- 買い9:売り1
- 買い4:売り6
上記のようにイメージしつつ、勢いを判断します。
例えば、ローソク足が勢い良く上昇していれば、買い9:売り1であれば、買いポジションは保有し続けて良いと判断します。
ローソク足の勢いが落ち着いてくれば、買い4:売り6と判断して利確します。
たまにですが、ローソク足の動きが止まったら、反転を狙ってドテンでエントリーすることもあります。
レンジ相場
1日の内、トレンドが発生する時間帯は1割程度で、残りの9割はレンジ相場です。つまり、スキャルピングのチャンスは1割あるかないかです。
時間を持て余しているならまだしも、サラリーマンや学生であれば、チャートを見ていられる時間も限られて来ますよね。
そのときにお勧めしたいのが、両建てトレール手法です。
両方同時にポジションを建てて、後はトレール注文をしておく方法です。
トレール幅は3pips程度にします。上手くいく場合と失敗する場合もありますが、それなりに楽しいトレード方法です。
ティックチャート手法のまとめ
1分足とティックチャートを使ってスキャルピングをする方法をご紹介しました。
ここで内容をおさらいします。
- 相場が動いた方向に順張りで「ついていく」
- チャンスがくるまでひたすら待つ
- 損切りを徹底すれば必ず、またチャンスは来る
以上がAさんのトレードにおける極意だそうです。
実際にこの方向を参考にして、スキャルピングを行いましたが、チャンスを待つのが重要だと思いました。やはり、スキャルピングは瞬間的な動きが求められるため難しいです。
更に、デモトレードで検証したいと思います。