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リレックス スマイルの失敗と後遺症やリスク

リレックススマイルの失敗や後遺症の体験談

リレックスは角膜内部をフェムトセカンドレーザーにより切り抜いて、視力を上げる手術です。

比較的新しい術式で世界では約60万症例が行われています。

最近ではレーシックの後遺症が取り沙汰されるようになり、視力矯正手術を受ける人が激減しました。その中で新たな活路を見い出すべく、現れたのがリレックスです。

現在、リレックスを受ける人は次第に増えています。レーシックに比べてもフラップを作成しないことからドライアイのリスクがないと、様々なメリットが強調されています。

日本ではリレックスに関する情報も少ないため、デメリットを知らずに受ける人も多いようです。

しかしながら、海外では様々な後遺症が報告されており、危険性はレーシックを遥かに上回ります。

リレックスの失敗や後遺症について、詳しく解説します。

リレックスとは

リレックスにはフェムトセカンドレーザーを使用します。このレーザーはレーシックでもお馴染みのフラップを作成する機器です。これを改良して、一台で屈折矯正手術を行えるようにしたのがリレックス用のフェムトセカンドレーザー「VisuMAX」です。

そもそも、レーシックはフラップを作成するレーザーの他にも屈折を矯正するエキシマレーザーが必要になります。

このエキシマレーザーは高いものでは数億円は必要です。毎年の維持費だけでも数百万は掛かります。

この点、リレックスはフェムトセカンドレーザーだけで済むため、コストも抑えられます。その結果、一般の小さな眼科でも導入するケースが出てきています。

しかしながら、開発されてからまだまだ日も浅いことと手術精度は低いため、簡単に受けるべき手術ではありません。

リレックスは角膜内部をフェムトセカンドレーザーで薄く切り取り、角膜片(レンチクル)を取り出します。

リレックスのレンクチルや角膜片

この結果、視力が矯正されます。正確、確実、運良く手術が行われるのであれば、問題なく安定した裸眼視力が手に入ります。しかし、そこに辿り着くためには、様々なハイリスクをくぐり抜けなくてはなりません。

リレックスの術式

リレックスには2種類の手術方法があります。

リレックスフレックス

レーシック同様にフラップを作成して、更に角膜片(レンチクル)を切除します。

フラップを作成するのであれば、後はエキシマレーザーを照射するレーシックの方が格段に安全です。

何故なら、フェムトセカンドレーザーで屈折視力を変えるより、エキシマレーザーの方が精度は10倍高く、トラッキング機能も備わっているためです。

あえてリスクの高いフレックス方法を選択する意味はありません。

リレックススマイル

角膜内部をフェムトセカンドレーザーで切除します。

角膜内部を切除する手術方法

この切除部分は角膜片(レンチクル)と呼ばれ、側面の僅かな切開層から引き抜きます。

リレックスはスマイルの方が多く行われる術式です。

リレックスのメリット

リレックスはハイリスクな手術ですが、メリットも存在します。

まず、レーシックのようにフラップを作成しないため、ドライアイが発生しにくいことです。

角膜内部で作成した角膜片(レンチクル)を2~3mmの切開層から引き抜くため、余計な神経切断を避けることができて、三叉神経への負担を減らします。

リレックスで最大のメリットは、このドライアイを防げることです。

また、フラップを作成しないため、角膜の強度が保てます。フラップのズレやシワが発生することもありません。

更に、フラップの切断面がないため、手術直後の痛みが抑えされます。

外部と接する切開層が小さいため、術後の感染や炎症が起きにくくなります。但し、感染のリスクが全くない訳でありません。しっかりと術後は決められた期間、点眼を続けることで確実に防げます。

レーシックに勝るメリットとしてはこの程度です。

リレックスのデメリットやリスク

リレックスには致命的なデメリットやリスクがいくつか存在します。

非トラッキング機能

リレックスの術式にはレーシックにおけるエキシマレーザーのようなアイトラッキング(追尾機能)がありません。

エキシマレーザーであれば、レーザー照射中に眼球がズレたとしても追尾して正確に照射します。

通常は多かれ少なかれ手術は眼球が動きます。トラッキング機能が無いのは致命的です。

フェムトセカンドレーザーは高性能であっても手術自体はかなりアナログだと言わざるを得ません。

患者側がレーザー照射中は絶対に目を動かさずに対応する必要があります。

精度の低さ

エキシマレーザーは精度は通常1μm、最大2μmです。

一方でフェムトセカンドレーザーの精度は10μm、最大20μmにもなります。

つまり、10倍の精度差があります。

仮に1D矯正するのであれば、15μm削る必要があります。

もしも、リレックスで10μmの誤差が生じれば致命的な後遺症になるとも限りません。

リレックスは精度が低いことと非トラッキング機能のため、一か八かの手術と言わざるを得ません。

レーシックに比べると術後のクリアな視界や見え方の満足度も劣ります。

再手術は不可能

リレックスは生涯で一度限りの手術です。術後に視力低下や視力生涯が起きたとしても、再度リレックスはできません。

この場合は別の術式を検討する必要があります。例えば、レーシックやPRKが該当します。

但し、リレックスで角膜片(レンチクル)を取り出した部分は角膜実質層に隙間ができています。

その部分や付近にフラップを作成することは極めてリスクが高くなります。フラップ損傷や破れ、シワなどが起きない保障はありません。

レーシックをした眼にリレックスをすることは危険であるように、リレックスをした眼にレーシックをすることも危険です。

この場合はPRKを検討すべきかもしれません。しかし、いずれにしても再手術は非常にリスクが伴います。

眼鏡で矯正できるのであれば再手術は諦めるべきです。

角膜片(レンチクル)の残存

レンチクルが確実に切れていない場合や切開層から引き出す際に切れてしまうと、レンチクルが角膜内部に残ります。

この場合は視力障害や屈折異常、不正乱視が発生します。

残存したレンチクルは取り除くことは困難です。

サクションブレイク

リレックスのフェムトセカンドレーザーは眼球の接触を固定吸引が弱いため、レーザー照射中に外れてしまうことがあります。

別名サクションロスと呼ばれる手術に起こりやすいアクシデントです。

術後の視力障害や視力不良を招きます。

角膜拡張症(エクタジア)

非常に稀ですが、リレックスにより角膜強度が落ちて、眼球が突出してしまう合併症です。

発生すれば不正乱視が発生して、視力は著しく低下します。

まとめ

リレックスのリスクや危険性のまとめ

リレックスはまだまだ未熟で発展段階にある手術です。レーシックのような完全な手術方式が確立されている訳ではありません。また、近視矯正以外に遠視矯正はできません。今後可能になる予定ですが、未知数の部分があります。

安易にメリットだけに押されて受けることは避けて、良く考えるようにしてください。

眼は生きていく中でも最も大切な器官です。失敗したからといって、後戻りができる手術ではありません。

レーシックでもリレックスにしても視力が回復する反面、一定の後遺症は存在します。しかし、レーシックに比べても遥かにリスクが高いのがリレックスです。

いずれにしても、慎重に考えてください。

コメント

  • お世話になります。私の状況を聞いて欲しいのですが。

    実は8月にリレックススマイルをしました。左目は1.0あるのですが右目がぼやけて0.5しか見えません。
    手術した眼科ではいずれクリアになり見え方は慣れますと言われて数か月たちました。

    一向に回復せず、手術をお願いした自分にも非がありますが、毎日この見え方だと気が滅入ります。
    果たして良くなるのかどうなのか。相談なのですが、このまま良くなるのを待つべきでしょうか?再手術するにはリレックスは無理みたいで、レーシックになるのですがどうすれば良いのやら。

    困りました。もちろん手術を願って眼科に行った僕にも責任があるのですがね。

    でも、初めは10万のレーシックをしたくてカウンセリングに行ったのです。話しているうちにリレックスの方が安全で良いと言われました。その方が良いのかなと思って、軽々と返事した自分のせいでもあるのですが、浅はかでした。

    気が向いたときに返信お願いします。何かアドバイスでも何でもよいです。すいません。

  • 返信が遅れてすいません。私なりのアドバイスをします。

    まず、右目がぼやけるとのことですが文書だけではわかりません。可能性としては以下のような場合があります。

    1.低矯正で視力自体が出ていない。
    2.過矯正で遠視に傾きすぎて見えづらい。
    3.レーザーの照射がずれて不正乱視になっている。

    このようなケースが考えられます。大切なことは何故ぼやけて見えるのか原因を判明させることです。

    クリニックの医師に右目がぼやける原因をしっかりと説明してもらうことです。まず、術後のデータを見れば原因は分かるはずです。
    また、術前術後のデータが記載されたカルテはカラーコピーで貰うようにして下さい。

    セカンドピニオンを受ける場合は近視矯正手術に詳しい医師の診察を受けてみることもお勧めします。

    いずれにしても、できることは限られています。再手術はしない方が良いと思います。メガネやコンタクトレンズで矯正できるのであれば、それに越したことはありません。

    再手術をしたからといって、成功する保証もありません。一か八かの賭けのような手術です。また、再手術をするのであれば、レーシックになりますが、レンクチルを作成した角膜にフラップを作成することはハイリスクです。

    残された可能性としてはPRKによる手術方法もあります。しかし、術後視界がクリアになるのに1週間は掛かりますし、角膜混濁が起きる可能性もあります。

    出来ることなら、再手術はせずにその状態の中で生きていく以外に方法は少ないと思います。

    プラス的なアドバイスにならずに申し訳ありません。眼の調子が良くなることを願っています。

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