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ユーロジン1mgと2mgの薬の強さを比較

ユーロジン1mgとユーロジン2mgの薬の強さを比較

ユーロジンは、古くからあるベンゾジアゼピンの睡眠薬であり、中間型の薬です。薬剤には、1mgと2mgがあります。
通常の処方では、就寝前に1mmから4mmを服用します。
軽度の不眠では、1mgを服用します。また平均的に、2mgを使用する方が多いです。

服用量が1mgと4mgでは、どれくらいの効果があり強さが違うのか気になる方もいます。
このページでは、ユーロジンの1mgやユーロジンの2mgではどちらが良いのか、この薬が不眠に効果があるのか、また薬の強さや適切な量を詳しく解説していきます。

ユーロジンの1mgから4mgの適切な服用量

ユーロジンの効き目や適切な服用基準

通常は、1日1~4mgを就寝前に服用します。効き目は、人によって違うため一概には言えませんが、平均すると2mmを服用することが多いです。通常、初めてベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用する方でユーロジンを選ぶ事は稀です。

ユーロジン自体は少し古い薬で、効き目も中間型と長いため、あまり使用される傾向ではありません。しかしながら、短時間型や超短時間型の睡眠薬が効かなくなると、それに伴ってユーロジンが処方されるケースがよくあります。

1mgだと軽い不眠に使用されます。2mmですと、中程度の不眠や他のベンゾジアゼピンが効かなくなった人はでは、この量が適切です。一般的に、1mgや2mgは、平均的な量ですので心配はありません。
平均的な量を服用しても眠れず、3mmや4mmになるとかなり薬の量が多くなってきたと思ってください。
通常は、2mgで入眠や中途覚醒が防げて熟睡できるはずです。それが効かずに、3mgや4mgに増えてくるということは依存傾向にあると認識すべきです。

量が多くなるにつれ、副作用や依存なども大きくなる訳ですから十分に注意してください。一般的には、1mgを2mgに増やした後に、元の服用量に戻しても熟睡できなくなります。3mgや4mgに増量すれば、2mgに戻すのは困難になるでしょう。それは、身体的依存というよりは精神的依存も強いためです。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、服用する量が増えるにつれ依存や耐性が起こりやすくなるため、ユーロジンを4mgに増やすときは、長期間服用するのではなく一時的な服用に心掛けて、減薬するようにしてください。
また、3mgや4mgを服用しても、寝付けないや目が覚めて眠れない場合は、薬の変更を医師と相談する方が賢明です。

服用量を増やす場合の効果の判断

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、服用量を増やせばその分効果も強くなります。しかし、耐性や依存のリスクも上がります。

ユーロジン1mgとユーロジンに2mgでは、処方量も2倍ですが、おおよその強さも2倍程度になります。1mgが効かなかった場合は、2mgを飲めば熟睡できるでしょう。但し、通常は2mgに留めとくほうが安心です。

それ以上に薬を服用すれば効果は強くなります。しかし、先に述べたように副作用や依存のリスクも高まります。
ユーロジン自体、1mgから2mgに変更した場合は、薬の効果は強く現れます。しかし、2mgから3mg、3mgから4mgに変更しても、あまり効果が感じられなくなります。これは服用量が多くのなればなる程、効果の差は減少していくためです。
もちろん、ユーロジンに体が慣れてくるということもありますが。

そもそもなぜ、眠れないかということも考えるべきでしょう。ベンゾジアゼピン系睡眠薬に依存や耐性が出来て眠れないのか、規則正しい生活ができずに眠れないのか、悩み事や不安があって眠れないのか、そういった他の側面も改善しながら、出来る限り服用量は、2mg程度に抑えて、徐々に薬をやめていくことも考えてください。

良くないパターンとして、ユーロジンを2mg服用して、寝付けずにまたは中途覚醒で、更に継ぎ足して服用するということは出来る限り避けるべきです。残りの睡眠は、自力で眠ることを目指す方が賢明です。

ユーロジン自体は服用して直ぐに、効果が現れるという薬ではありません。特に短時間型や超短時間型の睡眠薬を服用している方は、効果の現れ方に満足できない人も多いです。ユーロジン自体は、ゆっくりと体に入っていき血中濃度が上昇するため、2~3時間寝付くのに掛かることもあります。これが普通だと思って、焦らずに入眠を待ってください。
一度寝付くことができれば、薬の半減期は長いため朝まで熟睡できるでしょう。

一般的に1mgではあまり効果が望めずに、2mgに落ち着く方が多いです。就寝前に2mgを服用すると2時間から3時間程度で入眠ができます。効き目はスローペースですが確実に効果が現れます。通常は、朝まで熟睡できて、人によっては日中も眠気が残るでしょう。

この状態で薬が合えば長期間続けることも可能です。しかし、中途覚醒が起きその後全く眠れない、入眠できずに朝を迎えるということが度重なれば、他の薬に変更することも考えるべきです。

また、ユーロジンの量をこれ以上増やすか、他のベンゾジアゼピンを追加するということは、依存や耐性を生むため避けるべきです。他の睡眠薬に変更する、または抗うつ剤を追加するなども必要かもしれません。もっともは、薬の量を徐々に減らしていき自然に寝付くことを目指すべきです。また、なぜ寝付けないかといった、ご自身にとってよくない生活の改善等も行ってください。

睡眠薬は、服用量を増やせばそれだけ効果も強くなります。但し、服用量を増やしたからといって、効果が何倍になるわけではありません。増やした分体が慣れて薬が効きづらくなることもあります。
正しくベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用して、不眠症を改善してください。

少ない量から服用を開始しましょう

ユーロジンの適切な服用量

ユーロジンの効き方の強さは個人差があるため、この量というのは断定できません。

一般的に1mgで眠れる方もいれば、3mgでなければ眠れない方もいます。平均すると2mgで落ち着くと言う人が多いだけです。自分自身に合った、適切な服用量を見つけてください。

まず、どの睡眠薬に限ってもそうですが少ない量から始めるのが一般的です。服用して、効果が感じが出なければ徐々に増やして、適切な量を見つけるのが基本です。適切な量を上回る場合はユーロジンが合わないと判断して、他の薬に変更すべきです。

ユーロジンを初めて服用する場合は1mgから試してみるのが良いです。この薬の適切な量からいって、2mgに留めるのが妥当でしょう。当初から、3mgや4mgを服用するということはおすすめできません。

薬の量を増やす場合も、すぐに追加するのではなく、1週間から10日ほどは様子を見る方が賢明です。それでも効果が現れない場合は、薬を増やして適切な量を見つけてください。

この記事に掲載されている薬の画像はイメージであり、実際のユーロジンとは異なります。ユーロジンの記事は外部サイトの「心の治療ナビ」に掲載していた内容を再構成しています。