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FXのMACDスキャルピング手法の使い方

FXのMACDによるスキャルピング手法

FXのテクニカルにMACDがあります。

外国為替のトレードで良く使われるオーシレーター系テクニカルです。

海外でもMACDはメジャーです。トレーダーの多くが使用しています。

仕組みは2種類の価格移動平均のゴールデンクロスやデットクロスでトレンドを予測します。

MACDのゴールデンクロス

また、MACDのゴールデンクロスやデットクロスが発生すればトレンドの転換点と捉えることも可能です。

しかし、このテクニカルにはダマしも多く、そのままトレードに使用しても、中々安定して勝ちつづけるのは難しいです。

ゴールデンクロスやデットクロスが発生して、エントリーしたものの元の形状に戻ったり、絡み合って方向性がわからなかったりと散々です。

MACDのダマし

使い方は簡単ですが、使い時が難しいテクニカルです。

1分足か5分足で使うのかによっても、トレード戦略は大きく変わります。

何よりも安定したトレードルールがあれば、何かしらの必勝法があるのではないか?色々な観点から探ってみます。

この記事では、FXのトレードにMACDを利用して、効果的な使い方や手法があるか検証してみました。

トレード手法

FXのチャートに5分足と1分足のMACDをセットします。

設定値は通常のままにします。(短期EMA期間は12日、長期EMA期間は26日)

  • 5分足のMACDが上にクロスをすれば上昇トレンドと判断します。次に、1分足のMACDに上クロス発生で買いエントリーします。
  • 5分足のMACDが下にクロスをすれば下降トレンドと判断します。次に、1分足のMACDに下クロス発生で売りエントリーします。

5分足チャートのゴールデンクロス

上記の画像は5分足のMACDです。

AM03:30頃にMACDにゴールデンクロスが発生しています。

そのため、上昇トレンドと判断します。

1分足のエントリーポイント

次に1分足のチャートを確認します。

メイン画面の○部分が、5分足でMACDの上クロスが発生した位置です。

サブ画面の1分足MACDが上クロスする度に買いでエントリーをします。

利確と損切りは、3pipsに設定します。

何度か検証してみましたが、勝つときは良く勝てるのですが、負けるときは負けが続きます。

何よりも、5分足にしっかりしたトレンドが発生していると、勝率が安定しました。

逆にトレンドの方向性がわからないときにエントリーすると、勝ったり負けたりが続きます。

MACDのダマしで損失

利確と損切りは、3pipsに設定していますが、エントリー後にOCO決済注文を入れています。

OCO決済注文後に、指値は必ず3pipsの利益確定しますが、逆指値は3pipsを0.2pips程度超えて、3.2pipsで損切りされることもあります。そのため、利確を3.2pips:損切りを3pips程度に設定すると、バランスが良いと思いました。

値動きが早いときは逆指値が滑りやすいです。

また、3pipsの決済ルールを決めずに、MACDのクロスの終了で利確や手動で損切りしても良いのですが、何せMACDはダマしが多いです。

毎回ダマしの度に利確や損切りをしていては、損失が膨らみました。

FX社によってはエントリーと同時に、予め設定しておいたOCO注文が毎回自動で設定できるようです。

エントリーの度に素早くOCO注文を設定するのは、大変なので使用すると便利かもしれません。

なお、利確と損切りは3pipsに設定しましたが、5pipsでも良いと思います。ご自身のトレードに併せて色々と検証してください。

トレードのポイント

MACDのクロスを毎回見ながら待ち続けるのも大変です。

FXプライムのシグナルチャートにある、「シグナル登録」を使えば、MACDのクロスを自動で知らせてくれます。

シグナル登録

以下のように設定すれば、MACDのゴールデンクロスやデットクロスが発生すれば、矢印が表示されます。

シグナル登録の設定

視覚的にわかりやすいので、矢印が発生すればエントリーします。

シグナルでお知らせ

トレード例

5分足のチャートでは、AM11:50にMACDのゴールデンクロスが発生して、上矢印が表示されました。

そのため、上昇トレンドが発生していると判断します。

5分足の買いシグナルが発生

次に1分足を確認します。こちらも、上矢印が発生すれば、買いでエントリーをします。

1分足にも買いシグナルが発生

5分足が上矢印のままであれば、1分足も上矢印が発生した際に、買いでエントリーします。

逆に、5分足に下矢印が発生すれば、1分足も下矢印で売りエントリーをします。

まとめ

MACDを使って、スキャルピングができるか検証してみました。

やはり、安定して勝ち続けるには少し難しいかなと思います。

トレンドが発生している場面で、1分足MACDのクロスによる押し目買いや押し目売りは勝率も良いです。

しかし、一旦レンジになると勝ち負けが拮抗して、安定した勝率は難しいと思いました。

そのため、トレンド最中にこの手法ルールを使うのベストだと思います。

どちらかと言えば、値動きのある夕方から夜中までが、トレンドも安定しています。

また、トレンドの方向性良くわからない状態では、MACDトレードは辞めた方が無難です。

トレードの検証結果は、最初は安定して勝てていましたが、レンジ相場に手を出して、負けが膨らみトータルマイナスになりました。

また、スキャルピングゆえにスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ方が無難です。

今回は、USD/JPYが0.2pipsのマネックFXで検証しました。

エントリーも約定も早く便利です。

デモトレードや少ない掛け金で十分に練習してください。