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WordPressの記事データをMovable Type形式でエクスポートする方法

Movable Type形式でエクスポートする方法

WordPressで投稿記事データをエクスポートする場合にMovable Type形式で出力できたらと思うこともあるはずです。通常のWordPress形式でエクスポートするとデータが複雑過ぎて編集するのに、余程の知識が必要です。また、何かデータを削ったり、増やすことも困難です。そのため、データが分かりやすいMovable Type形式は編集も簡単で、使い勝手が良いです。

しかし、WordPressにはMovable Type形式で記事をエクスポートする機能は備わっていません(2017年12月現在)。また、そのようなプラグインも存在しませんでした。

そこで、お勧めしたい方法は、一旦WordPress形式で記事データをエクスポートします。それを、FC2ブログにインポートします。その後、FC2ブログからMovable Type形式でエクスポートします。

FC2ブログは記事をMovable Type形式でエクスポートできるため、これを利用するのです。少し作業が手間ですが、無料でできるため活用しましょう。

この記事では、WordPressサイトの記事をFC2ブログを利用して、Movable Type形式でエクスポートする方法を解説します。

WordPressでエクスポート

1.まずはWordPressから記事をエクスポートします。管理画面の左メニューにある「ツール」>「エクスポート」をクリックします。

WordPressからコンテンツをエクスポート

2.全てのコンテンツをエクスポートします。

全ての記事データをエクスポートする

なお、エクスポートしたデータが2MB未満になるようにしてください。2MB以上になると、FC2ブログではインポートできません。全てのコンテンツが2MB以上ある場合は「投稿」を選択して、カテゴリー毎にエクスポートするなどして、データ量を小分けしてください。

カテゴリーや日付ごとにデータを分ける

3.WordPress形式でエクスポートできました。

エクスポートが完了

FC2ブログでの作業

WordPressでエクスポートしたデータをFC2ブログにインポートします。

1.FC2のアカウントを作成します。そして、FC2ブログを作成します。この時の作成ブログは何でも構いませんし、適当に作ればOKです。

なお、FC2アカウントやFC2ブログの作成方法は簡単ですので作業手順は省略します。

FC2ブログのトップページ画面

2.FC2ブログにログインします。

FC2ブログにログインする

3.管理画面の左メニューにある「ツール」>「ログインポート」を選択します。

FC2ブログからデータをインポートする

4.「バックアップ」の項目にある「インポート」を使用します。「インポート元のブログサービス」は「WordPress」を選択します。

先程、WordPressでエクスポートしたデータをインポートします。なお、一度にインポートできるデータは2MBまでです。

FC2ブログでのインポート作業

5.これで記事が無事にインポートできました。

FC2ブログで記事のインポートが完了

注意点として、画像はインポートできません。あくまでも記事やカテゴリー、タグなどです。

6.次にFC2ブログからMovable Type形式でエクスポートします。

管理画面の左メニューから「ツール」>「データバックアップ」を開きます。

7.「バックアップ」>「エクスポート」から、全ての記事を「ダウンロード」します。

Movable Type形式で全ての記事をエクスポート

8.FC2ブログからMovable Type形式で無事にエクスポートできました。

なお、エクスポートできるのは画像を除いた記事やカテゴリー、タグなどのテキストデータのみです。

データの確認

Movable Type形式でエクスポートしたデータは簡単に編集ができます。必要に応じて、データの編集や削除、追加をしてください。

編集にはメモ帳を使用せずに、UTF-8に対応した専用のエディターを使います。お勧めは「サクラエディタ」や「Terapad」です。

下記が実際のデータサンプルです。

WordPressでインポート

WordPressでMovable Type形式のデータをインポートします。

1.WordPressの管理画面から「ツール」>「インポート」を選択します。

WordPressのインポート画面

2.インポート画面が開いたら、「Movable Type形式とTypePad」でインポーターを実行します。

Movable Type形式とTypePadをインストールと実行

3.Movable Typeのインポート画面が表示されます。「ファイルを選択」して「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックします。

Movable Type形式でインポートが完了

4.これでインポート作業が完了しました。無事に記事がインポートされています。

記事がWordPressで無事に移された

なお、Movable Type形式は画像を自動でインポートできないため、必要に応じて手作業する必要があります。

まとめ

Movable Type形式のメリットやデメリット

Movable Type形式を使用する理由は編集がしやすく、追加や削除も簡単だからです。但し、あくまでも画像以外のテキストデータのみのため、後に画像追加や編集作業が待っています。

WordPress形式とMovable Type形式を上手に使い分けて、インポートやエクスポートを利用してください。