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ピコレーザーの青色と赤色でシミやほくろを除去する使い方【自宅やセルフ】

ピコレーザーは自宅(セルフ)で使えるアイテムも販売されています。これを使って、しみやそばかす、ほくろやタトゥーなどを上手に取る除去方法や使い方を解説します。正しく使用して適切にお取りください。

商品の特徴

NEATCELLのピコレーザーにはBlueとRedの2種類の商品があります。大きな違いはレーザー光の波長にあります。

Blueはブルー調の光と波長は450nm、照射深度は浅いです。そのため、皮膚の浅い部分にパチパチとゴムで弾くように照射されます。照射後は皮膚に赤みが出ます。

適応する症状としては、しみやタトゥーになります。

Redはレッド調の光と波長は850nm、照射深度は深いです。そのため、皮膚の中程度部分をくり抜くように照射されます。照射後は皮膚が剥がれて傷口になります。

適応する症状としてはホクロやそばかす、シミになります。

使用上の注意点

ピコレーザーのBlueを使用する場合は必ず保護メガネや光を見ないでご使用ください。直接目で見ると網膜や角膜に悪影響を及ぼす場合があります。Redに関してもメーカー側の説明によれば、直視しない限りは問題ないとされていますが、影響がないとも限りません。できれば保護メガネや光を見ないでご使用ください。

なお、付属の保護メガネ以外をお使いになりたい場合は以下の基準を参考にしてください。

  • 保護波長:200-450および800-2000 nm
  • 光学密度OD:OD + 4
  • 可視光線透過率:60%
  • 保護機能:オールラウンドプロテクションを吸収
  • レーザー:4倍波Nd:YAGレーザー/エキシマレーザーHe-cd / YAGレーザー/半導体レーザー

次の方の使用は禁止します。妊娠中の女性、子供、甲状腺疾患、光アレルギー、投薬の使用が原因のアレルギーをお持ちの方。

皮膚が濡れた状態で照射しないでください。また、メイク等は洗い流してから照射してください。

各種ピコレーザーを照射する場合は過度な当て過ぎに注意してください。患部に変化がないと思い、その場で何度も照射した場合に、実際には皮膚に大きな影響が与えている場合があります。数日後、色素沈着ややけどのような状態になることもあります。しっかりとレーザーがどれほどの威力があるのか、十分に経験を積み重ねる必要があります。

<例>
ピコレーザーのBlueでシミに照射しました。その場で皮膚に変化がないため、何回も連続して照射を過度に繰り返しました。数日後、赤く腫れあがり皮が捲れます。結果的には、皮膚に長期間の色素沈着が残り、それがシミになりました。

上記は極端な例ですが、実際に起こりえますので十分に使用方法を理解した上でご使用ください。このようなリスクを減らすためにも、まずは手や足などのシミやほくろで試しながら経験を積んでください。

使用方法を正しく行えば、きれいにシミが取れます。しっかりとマスターしましょう。

動作上の注意点

使用中は連続して数分にわたり照射ボタンを押したままにしないでください。最大でも連続10秒程度にしてください。本体に負荷が掛かるためです。

使用後は本体から電源コードを抜く、もしくはコンセントから抜くようにしてください。万が一の火災等を予防するためです。また、電源を入れたままでOFFにせずに長時間放置しないでください。電源を入れたまま放置すると本体に電力が供給されたままとなり負荷が掛かります。

手が濡れた状態で本体を触らないでください。防水仕様ではありません。また、本体に衝撃を加えないでください。故障の原因となります。

使用方法

ピコレーザーの青色

真皮の浅い部分にレーザーが届きます。シミに対して効果があります。

ピコレーザーの青色は9種類のスピード調節と4段階の強さ調整が出来ます。

まずは、手や足のしみやほくろなどで練習をし、経験を積むようにしてください。特に重要部分は4段階の強さです。1と4では強さが違うため、慣れないうちは1から使用するようにしてください。そして、自分に合う強さを今後の経験で把握してください。

1.電源アダプターを本体に差し込むとデジタル管周波数が「0」、エネルギーが「0」を表示します。

2.スピード(Fre/Hz)を一番遅い9に選択して、出力エネルギー(Intensity)を最小に設定します。なお、スピードは1から9段階に速くなるわけではなく9種類のスピード=周波数があります。

3.設定が完了してからレーザースイッチ(サイドの電源ボタン)を押して、エネルギーを出力し照射の確認を行いながら、最適なスピードとエネルギー数にしてご使用ください。

*レーザースイッチ(電源ボタン)を押している間は、継続的にレーザーが照射されます。
ご注意ください。

*まずは目立たない場所や黒い紙の上で一度操作を試してから行ってください。火災に注意してください。

4.ピコレーザーのBlueを操作中は必ず保護サングラスをかけて、直接レーザー光を見ないように注意してください。ピコレーザーのRedもなるべく光は見ないことを推奨します。

照射する患部は石鹸や洗顔料できれいに洗い落としておきます。照射部位は体毛や産毛、髭を剃っておきます。

ピコレーザーの赤色

真皮の深い部分にレーザーが届きます。ホクロやそばかす、シミに対して効果があります。

ピコレーザー赤色は3種類のスピード調節と4段階の強さ調整が出来ます。

まずは、手や足のしみやほくろなどで練習をし、経験を積むようにしてください。特に重要部分は4段階の強さです。1と4では強さが違うため、慣れないうちは1から使用するようにしてください。そして、自分に合う強さを今後の経験で把握してください。

5.電源アダプターを本体に差し込むとデジタル管周波数が「0」、エネルギーが「0」を表示します。

6.スピード(Fre/Hz)を一番遅い3に選択して、出力エネルギー(Intensity)を最小に設定します。なお、スピードは1から3段階に速くなるわけではなく3種類のスピード=周波数があります。

7. 設定が完了してからレーザースイッチ(サイドの電源ボタン)を押して、エネルギーを出力し照射の確認を行いながら、最適なスピードとエネルギー数にしてご使用ください。

*レーザースイッチ(電源ボタン)を押している間は、継続的にレーザーが照射されます。
ご注意ください。

*まずは目立たない場所や黒い紙の上で一度操作を試してから行ってください。火災に注意してください。

8. ピコレーザーのBlueを操作中は必ず保護サングラスをかけて、直接レーザー光を見ないように注意してください。ピコレーザーのRedもなるべく光は見ないことを推奨します。

照射する患部は石鹸や洗顔料できれいに洗い落としておきます。照射部位は体毛や産毛、髭を剃っておきます。

しみ

しみにはピコレーザーのBlueやRedを使用します。患部に照射しながら適量な回数を行ないます。慣れない内は赤みが出る程度に抑えます。理想としては上皮が捲れて赤みが出ることです。数日後に、かさぶたになって剥がれます。

ほくろ

ほくろにはピコレーザーのRedを使用します。患部に照射しながら適量な回数を行ないます。慣れない内は表面が剥がれる程度に抑えます。その場でほくろを除去しますが、芯から除去しないと数か月後には再発します。取れにくいと思った場合は2回や3回に分けて翌日や数日または2週間置きに照射してください。

そばかす

そばかすにはピコレーザーのRedを使用します。患部に照射しながら適量な回数を行ないます。慣れない内は表面が剥がれる程度に抑えます。その場でそばかすを除去しますが、芯から除去しないと数か月後には再発します。取れにくいと思った場合は2回や3回に分けて2週間置きに照射してください。

なお、そばかすはほくろに比べると真皮の浅い部分に存在します。そのため、過度に深く照射し削る必要はありません。

タトゥー

タトゥーにはピコレーザーのBlueを使用します。患部に照射しながら適量な回数を行ないます。慣れない内は赤みが出る程度に抑えます。その場でタトゥーが取れるわけではありません。数日後に、かさぶたになって剥がれます。なお、タトゥーは真皮の深い部分に存在します。そのため一回では取れません。何回かに分けて照射する必要があります。

なお、タトゥーが広範囲に大きい場合はピコレーザーで取るのは可能ですが、きれいに取るのは困難です。この場合はクリニックに通院して医療用レーザーで取ることを推奨します。

9.照射後は患部にワセリンを適量塗ります。

その上に、以下のような絆創膏を貼ってください。

当日はシャワーのみに控えてください。洗顔は可能です。翌日からはお風呂に入っても構いません。2週間程度は熱い湯舟やサウナ、岩盤浴とは控えてください。水ぶくれになる可能性があるためです。

ワセリンや絆創膏は瘡蓋が剥がれるまで使用します。1日一回洗顔後などに取り変えてください。

10.数日後になると瘡蓋ができます。1週間から10日程度で瘡蓋は剥がれ、シミは取れてきれいな皮膚になっています。

11.再度照射する場合はシミやタトゥーの場合は最低でも2週間は間隔を空けてください。

12.しみやほくろなどの除去が完了した後はUVケアを行なってください。数か月程度は過度な直射日光を浴びないようにしてください。

ここで更に個別に照射方法を解説します。

しみ

しみを取る場合は必ず腕や手などから練習してお使いください。しみを除去するにはコツが必要ですので、使い方や取り方をマスターしてから顔の部分を行なうことをお勧めします。

使用方法

1.しみがある患部を石鹸などできれいに洗ってください。

2.ピコレーザーのBureもしくはRedを患部に当てます。

3.皮膚科などでQスイッチレーザーによるしみの除去した人はわかると思いますが、同じ要領で照射し数日後に黒い部分が瘡蓋になり取れていきます。

一度で取りにくい場合は2週間後に分けて頂いて構いません。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

ポイント

瘡蓋が取れれば、シミは薄くなるか消失しているはずです。まずは、手や腕などにできたシミから練習してください。

一度でシミが取れずに再度除去する場合は最低二週間、標準的には1か月は間隔を空けてください。

タトゥー

タトゥーを取る場合は必ず小さな範囲から練習してお使いください。タトゥーを除去するにはコツが必要ですので、使い方や取り方をマスターしてから顔の部分を行なうことをお勧めします。

使用方法

1.タトゥーがある患部を石鹸などできれいに洗ってください。

2.ピコレーザーのBureを患部に当てます。

3.皮膚科などでQスイッチレーザーによるタトゥーの除去した人はわかると思いますが、同じ要領で照射し数日後に黒い部分が瘡蓋になり取れていきます。

一度で取りにくい場合は2週間後に分けて頂いて構いません。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

ポイント

瘡蓋が取れれば、タトゥーは薄くなっているはずです。なお、タトゥーは真皮の深い部分に存在します。そのため一回では取れません。何回かに分けて照射する必要があります。まずは、小さな範囲から練習してください。

一度でタトゥーが取れずに再度除去する場合は最低二週間、標準的には1か月は間隔を空けてください。

ほくろ

ほくろを取る場合は必ず腕や手などから練習してお使いください。ほくろを除去するにはコツが必要ですので、使い方や取り方をマスターしてから顔の部分を行なうことをお勧めします。

使用方法

1.ほくろがある患部を石鹸などできれいに洗ってください。

2.ピコレーザーのRedを患部に当てます。

3.皮膚科などで炭酸ガスレーザーによるほくろ除去をした人はわかると思いますが、同じ要領で焦げて黒い部分が取れていきます。

一度で取りにくい場合は翌日や数日後に分けて頂いて構いません。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

4.数日程度でかさぶたになり、剥がれていきます。無理にかさぶたは剥がさずに自然に取れるのを待ってください。

ポイント

ほくろは完全に除去しないと再発します。例えば、薄くなって良かったと思っていても、数か月もすれば濃くなってきます。そのため、根が残らないように完全にほくろを除去してください。炭酸ガスレーザーでほくろを取った方は分かると思いますが、患部をくり抜くような感じでほくろを深く除去しているはずです。

しっかりと、中途半端にならずに根元からほくろを取ってください。

5.ほくろが取れた後は炎症性色素沈着が発生します。これは薄くなるのに数か月、完全に消えるのに半年から1年程度かかる場合もあります。(個人差はあります。)

ほくろ除去後に黒い色素沈着ができたからと言って、それを除去するためにピコレーザーを使うのはやめてください。より、色素沈着が悪化します。除去後の色素沈着は自然に消えるのを数か月は待つようにしてください。通常、殆ど消えていきます。また、その間はしっかりとUV対策も行なってください。

なお、ほくろを取るのに便利なスポット除去ペンもあります。こちらは別商品ですが、当出品で販売もしているので機会がありましたら検討ください。マニュアルも付属します。

そばかす

そばかすを取る場合は必ず腕や手などから練習してお使いください。そばかすを除去するにはコツが必要ですので、使い方や取り方をマスターしてから顔の部分を行なうことをお勧めします。

使用方法

1.そばかすがある患部を石鹸などできれいに洗ってください。

2.ピコレーザーのRedを患部に当てます。

3.皮膚科などで炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーによるそばかす除去をした人はわかると思いますが、同じ要領で焦げて黒い部分が取れていきます。

一度で取りにくい場合は翌日や数日後に分けて頂いて構いません。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

4.数日程度でかさぶたになり、剥がれていきます。無理にかさぶたは剥がさずに自然に取れるのを待ってください。

ポイント

そばかすはホクロとしみの中間点です。皮膚の浅い部分に存在するため、深く削る必要はありません。但し、完全に除去しないと再発します。例えば、薄くなって良かったと思っていても、数か月もすれば濃くなってきます。

しっかりと、中途半端にならずに根元からそばかすを取ってください。

5.そばかすが取れた後は炎症性色素沈着が発生します。これは薄くなるのに数か月、完全に消えるのに半年から1年程度かかる場合もあります。(個人差はあります。)

そばかす除去後に黒い色素沈着ができたからと言って、それを除去するためにピコレーザーを使うのはやめてください。より、色素沈着が悪化します。除去後の色素沈着は自然に消えるのを数か月は待つようにしてください。通常、殆ど消えていきます。また、その間はしっかりとUV対策も行なってください。

取れる症状と取れない症状

ピコレーザーは除去できる症状とできない症状があります。この点をしっかりと把握してください。

除去できる症状

しみやそばかす、タトゥーやホクロ

小さなしみが取りやすくなります。

小から中程度のほくろが取りやすくなります。

除去できない症状

肝斑・・炎症性色素沈着で悪化する場合があります。ピコレーザーを使わずに皮膚科で治療するようにしてください。

尋常性疣贅・・ヒトパピローマウイルス型のイボです。根元から取れないと悪化します。皮膚科で液体窒素治療を受けることを推奨します。

あざ・・太田母斑のようなあざは真皮の深い部分に存在します。ピコレーザーではきれいに取れませんので、皮膚科などでQスイッチレーザーを使うようにしてください。この場合は健康保険が適応されます。

盛り上がったほくろ・・皮膚下から盛り上がったほくろは除去するのは困難です。皮膚科なので炭酸ガスレーザーや電気メスなどによる治療を受けてください。

ニキビ跡・・ピコレーザーではニキビ跡に適切な効果はありません。照射したとしても皮膚を盛り上げるような効果はありません。この場合は使用しないでください。

治療例

しみ

ピコレーザーの青色や赤色でしみを取る参考例

ピコレーザーの青色や赤色でしみを取る参考例を紹介します。

1.施術前

このようなしみが除去可能です。

2.施術直後

写真では分かりにくいですが、シミ部分に照射して赤みが出ています。この後、数日程度でかさぶたになり剥がれていきます。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

初めの内はピコレーザーの使い方が経験を積まないと中々分からないと思いますので、まずは腕や足などから練習してください。

3.数日後

薄いかさぶたができました。自然に剥がれるのを待ちます。

しみがきれいに消えました。これは余程上手く除去できた例です。一度でシミが取れずに再度除去する場合は最低二週間、標準的には1か月は間隔を空けてください。

5.1ヶ月後

2週間経過後の皮膚はきれいになった後に2種類の経過が発生します。1ヶ月後もきれいに消えている状態と上記の画像のように一時的に炎症性の色素沈着が発生する場合です。この色素沈着はシミに似ていますので、またシミが発生したと勘違いすると思います。

但し、これは炎症性の色素沈着です。再度、ピコレーザーを照射しないでください。時間を掛けて徐々に薄くなります。この点を見誤りピコレーザーを再照射すると新たなしみになるので注意してください。

要するに、最初のかさぶたが取れた時点での取り残しがあれば再照射は可能です。逆に、一旦はきれいになったものの直ぐに濃くなる場合は一時的な炎症性の色素沈着が多いので、自然に消えるのを数か月程度待ちましょう。この間は直射日光をなるべく避けてください。

6.3ヶ月後

しみがきれいに消えています。

しみが消えた後に再度同じ場所に、新たなしみができた場合の照射間隔は半年程度空けてください。

一般的なクリニックではQスイッチレーザーでシミを除去した後、再度同じ場所に照射する場合、半年間は空けることが望ましいとされています。これは、皮膚への負担を減らし、炎症性色素沈着が十分に収まるのを待つためです。このピコレーザーが皮膚へ与える影響もQスイッチレーザーと変わりませんので、その点は十分に考慮してください。

ホクロ

ピコレーザーでほくろを除去した結果

ピコレーザーの赤色でホクロを取る参考例を紹介します。

初めの内はピコレーザーの使い方が経験を積まないと中々分からないと思いますので、まずは腕や足などから練習として始めてください。

1.施術前

このようなホクロが除去可能です。

2.施術直後

しっかりとホクロの黒い部分を除去してください。取り残しがあると再発する可能性が高くなります。しっかりと根元から除去してください。

患部はワセリンを1日2回3週間塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。しっかりとワセリンを塗り続けてください。

3.1ヶ月後

ホクロを除去した後は一過性の炎症性色素沈着が発生します。これは数か月程度で徐々に薄くなり消失していきます。一時的に濃くなることもありますが、直射日光を避けて、自然に薄くなるのを待ちます。

4.7ヶ月後

きれいに色素沈着が消えました。この頃には殆ど目立たなくなります。ホクロを除去するのは簡単ですが、炎症性の色素沈着は消えるまでに時間が掛かりますので、焦らずに経過を待つようにしてください。

ホクロが消えた後に再度同じ場所に、新たなホクロができた場合の照射間隔は3ヶ月後程度空けてください。

一般的なクリニックでは炭酸ガスレーザーでホクロを除去した後、再度同じ場所に照射する場合、3ヶ月は空けることが望ましいとされています。これは、皮膚への負担を減らし、炎症性色素沈着が十分に収まるのを待つためです。このピコレーザーが皮膚へ与える影響も炭酸ガスレーザーと変わりませんので、その点は十分に考慮してください。

練習方法

ピコレーザーのテスト照射で練習

ピコレーザーの照射練習をしたい場合は黒い紙を用意します。

ピコレーザーは数種類のスピード調節と4段階の強さ調整が出来ます。それぞれの照射でどのような結果になるのか、色々と練習して見てください。

*上記の照射画像はあくまでイメージです。

動画解説

YouTubeにて簡単ではありますが、動画で使用方法を解説しています。参考にしてください。

ピコレーザー青

ピコレーザー赤

最後に

ピコレーザーは自宅(セルフ)でしみやタトゥー、ほくろが取れて便利で簡単です。

ここでもう一度、大切なポイントを4つおさらいします。

  • シミやホクロは完全に除去することが大切です。取り残しがあると数か月程度~1年程で再び濃くなることがあります。そのため、しっかりと根元から除去してください。
  • 照射後、3週間程度は傷口にはワセリンを1日2回ほど塗ってください。乾いたり、擦れると茶色くなります。ワセリンを外用しテープ保護を続けていくと凹み部分は盛り上がり、平らになって治癒します。しっかりとワセリンを塗り続けてください。
  • ピコレーザーの照射後は多くの場合、一時的に炎症性色素沈着が発生します。これに対しては不必要な再照射をしないください。炎症性色素沈着は数か月から半年程度、遅くとも1年で消失します。
  • しみやホクロを消失後に再照射を行なう場合は前回の照射からシミ:半年間、ホクロやそばかす:3か月間は空けるようにしてください。これは、炎症性色素沈着を十分に緩和させて皮膚への負担を減らすためです。

必ず、腕や手などで十分に練習してから、顔に使用して下さい。また、自己責任において使用してください。

しみやタトゥー、ほくろなどが取れることを願っています。ありがとうございました。