FXのスキャルピングテクニックを徹底研究
FXでスキャルピングをするには、安定したトレード手法が必要です。
僅かな利益をトータルで積み上げて始めて成功します。
しかし、現実にはそう簡単に利益が続くとも限りません。
何度か小さく勝つものの、損切りの判断が遅れて、損失が大きく膨らむこともあります。
一度の損切り忘れで、小さな利益の積み重ねが吹き飛ぶことも良くあります。
どうすれば良いかは、スキャルピングの課題です。しかし、世の中にスキャルピングで勝ち続けている人もいるようです。
どのようなスキャルピングのトレードが成功するのか、研究してみました。
今回は、FXプライムさんの勝ち組 FXトレーダー「スペシャル インタビュー」に公開されているスキャルピングトレーダーのインタビューを元にして、手法を考えてみました。
FXプライムと言えば、約定力はNo.1と公言されており、実際にも思い通りに約定します。
システムが非力なFX社だと約定が拒否されて、何度も損失を被ることがあります。その点、FXプライムは約定の心配がなく安心です。
FXプライムさんの勝ち組 FXトレーダー「スペシャル インタビュー」を読んでいると、実際にスキャルピングで勝ち続けて、専業でトレードしている人や数千万の利益を得ている人もいるようです。
とても凄いと思いますが、スキャルピングで勝ち続けている人がいるなら、何らかの必勝法があるはずです。
まずは、基本的なトレード方法を洗い出してみます。
スキャルピング手法
スキャルピングで勝ち続けるためには、トレード環境が大切です。
- スプレッド
- 約定スピード
スプレッドは狭ければ狭いほど、良いに越したことはありません。
ドル円であれば、0.3pips以下は必要だと思います。また、FX社によっては値動きが荒くなると、スプレッドが拡がることもあるため、原則固定を選ぶ方が良いと思います。
スキャルピングをするなら、ドル円がスプレッドが狭く、日本人に馴染み深い通貨ペアです。
値動きもわかりやすいことから通貨ペアは、ドル円に絞ることにしました。
次に重要なことは、約定スピードの高いFX社を使用することです。
いくらスプレッドが狭くても、約定スピードが遅いと、意図しない為替レートで約定します。スキャルピングは僅かな利益が命運を分けますので、約定力の高いFX社のみを使用します。
過去に約定力の低いFX社を使用していましたが、何度も何度もエグジットを拒まれて、損失ばかりになったことがあります。
スプレッドの狭さと同じくらい、約定力が大切だと実感しました。
トレード概要
スキャルピングを始めるに当たって幾つか重要な事柄を確認していきたいと思います。
1.まず、トレードをする際は、必ず値動きがあるときにエントリーを試みます。
レンジ状態で値動きが「ごにょごにょ」していたり、方向性が分からない状態や動きがないときに手を出してはいけません。
為替レートの勢いがないときにエントリーしても、結局負けたり勝てたりの繰り返しで、スプレッド負けを繰り返すことになります。
値動きがないときにスキャルピングすることほど、効率が良くないと思います。
2.エントリーのチャンスは10分に1回程度と割り切るべきです。
スキャルピングのチャンスは、多々あるわけではありません。明確に値動きやトレンドがあり、尚且つベストなタイミングでエントリーできるかは、10分に1回程度と考えて、チャンスを待ってください。
3.スキャルピングで勝てるかどうかは、エントリーのタイミングに掛かっています。
値動きがあり、勢いよく動き出す瞬時に素早くエントリーをします。数pipsの利益が乗れば直ぐに決済をします。また、自分の考えた方向と逆にレートが動けば直ぐに決済をします。
数pipsの利益と損失で確実にエグジットする必要が出てきます。
これは、瞬時の判断力と動きが必要ですので、デモトレードや少ない掛け金で練習を重ねる必要があると思います。
4.スキャルピングは、値動きが発生したり、トレンドがあるときに、勢いよく為替レートが動いてから、エントリーをします。
スキャルピングといっても、チャンスのタイミングを絞れば、それ程あるわけではありません。
しかし、高い確率で利益が発生しそうな場面は必ずあるので、しっかりとエントリーチャンスを待つべきです。
5.エントリーチャンスに遅れたら、素直に見送るようにします。
エントリーチャンスは一瞬ですので、僅かに判断が遅れれば、諦めることが大切です。
無理してエントリーすれば、損失を被るだけです。
始めの内は、瞬時のエントリーにも慣れていませんので、まずは見送る練習からしてみるのも良いと思います。
状況を判断して、エントリーを見送ることも立派なスキルです。
6.エントリー後に値動きが逆行して、損失が発生して、思った予想と違えば、瞬時に損切りをします。
エントリーのタイミンがベストであっても、思い通りに利益が伸びずに、逆行することもあります。
そのときは、瞬時に損切りすることが大切です。スキャルピングで大切なことは損切りだと思います。
例え、勝ち続けていても一回の損切り忘れで、全ての利益が吹き飛ぶこともあります。
損切りを躊躇したがために、ポジションが塩漬けになり、そのまま保有となると、スキャルピングの意味がありません。
そのため、日頃から損切りの練習を徹底しておくべきです。
また、FX社によってはエントリーと同時に逆指値が入れられる機能もあります。
損切りを忘れた際に強制的に損切りが行われるため、それ以上の損失を防げます。必ず、設定しておくべきだと思いました。
なお、逆指値は3pips程度が妥当です。
SBIFXは、エントリーと同時に3pipsの逆指値ができます。
クリック証券であれば、エントリーと同時に5pipsの逆指値ができます。
逆指値といっても、滑ることもあるので注意してください。3pipsで逆指値をしたとしても、3.1や3.2pipsと滑ることもありました。
トレードのポイント
1.スキャルピングでエントリーの際に発生する為替レートの値動きには3パターンあります。
- A.勢い良くレートが動き、エントリー。更に続伸。
- B.勢い良くレートが動き、エントリー。動きが止まる。
- C.勢い良くレートが動き、エントリー。レートが反対に逆行。
予め頭の中に3つの値動きを想定しておきます。
Aであれば、数pipsの利益が乗るのを待ちます。
Bであれば、しっかりと注視して、どちらに動いても良いように身構えます。
Cであれば、直ぐに損切りをします。
エントリー後は0.1秒~数秒の間に、これらの判断が必要です。何度も練習して、経験値を高めておくべきです。
2.エントリー後に更に為替レートが続伸するAパターンが発生すれば、更に3つのパターンを判断します。
- D.1pipsの利益を想定
- E.2pipsの利益を想定
- F.3pips以上の利益を想定
為替レートの勢いは、1pipsか2pips、3pips以上の利益が確保できるか判断します。
Aが発生して、為替レートに勢いがなければ、1pips程度の利益で決済します。逆に勢いがあれば3pips程度目指します。
状況は刻々と数秒程度で変化しますので、瞬時に判断することが必要です。
繰り返しデモトレードや実戦で練習して、経験わ積むことが大切だと思います。
3.チャートは1分足やティックチャートをメインにエントリーポイントを判断します。
スキャルピングのため、短い足で判断することが必要です。
サブとして、5分足や1時間足も全体のチャートの流れやトレンド、レンジ相場を判断するのに使用します。
4.トレードする時間帯は3つに分けて、それぞれの値動きの特徴を把握します。
日本時間帯
9時から15時までは、日本の株式が開いている時間帯です。
日本の株価や日経平均にもドル円が連動しやすくなります。
そのため、株価が堅調で良ければ、USD/JPYは上昇しやすくなります。そのため、上昇トレンドが発生しやすいと思います。
一方、株価が軟調で悪ければ、USD/JPYは下降しやすくなります。そのため、下降トレンドが発生しやすいと思います。
株式の証券会社の口座を開設すれば、日経平均の株価のリアルタイムチャートは確認できますので、利用してみると便利です。
EU時間帯
16~21時ぐらいまでは、ヨーロッパの株式が開く時間帯です。この時間はUSD/JPYの値動きも活発で、トレンドが発生しやすくなります。
トレンドが発生すれば、その方向に向かってトレードすれば、勝率も上がります。
NY時間
21~2時ぐらいまでは、米国の株式が開く時間帯です。
USD/JPYの値動きも激しく、経済指標の発表も多いのでトレンドが発生しやすくなります。
注意点として、利益は確保しやすいですが、損失も発生しやすくなります。
損切りの判断が遅れれば、一気にマイナスになることもあるので、注意してください。
基本的に経済指標発表直後は、急激な為替変動が発生することもあるので、エントリーはしません。
2~6時はNY時間ですが、比較的値動きも落ち着きます。しっかりとエントリーポイントを見極めて、スキャルピングをしてください。
トレード練習
スキャルピングは徹底的に練習すべきです。
まずはデモトレードも良いですが、仮想トレードのため勝っても負けても何も感じないかも知れません。
一番良いのは、少ない掛け金で良いので、トレードしながら練習することです。
SBIFXであれば1通貨からトレードが可能です。マネーパートナーズであれば100通貨からできます。
少ない掛け金であっても、利益が発生するので、勝ったときの喜びや負けたときの痛みも味わえます。
より実戦を経験するためにも少ない掛け金で練習すべきです。
1通貨で100pipsの利益が出れば、次は10通貨で100pipsの利益を目指すようにします。段階をクリアするたび、掛け金を増やしていけば一番安全だと思いました。
なお、FX社によってはスキャルピングがOKなところと禁止されているところもあります。
狭いスプレッドで大きなロットを高速に売買すれば、カバーが出来ずにFX社が損失を被ることもあるようです。
口座凍結されては、元も子もありませんので、駄目なFX社は避けるようにしてください。
LIONFXやJFXならスキャルピングが明確に可能と公言されています。
その他、自分に合ったFX社を見つけてください。
FXのまとめ
今回は、FXでスキャルピングをする方法を紹介しました。
実際にこれらのルールを元にトレードをしてみましたが、デモトレードでは上手くいきました。
しかし、リアルトレードとなると、メンタルが維持できずに中々上手くいきません。
1万通貨で何度かしてみましたが、緊張が続き勝ったり負けたり繰り返しです。
デモトレードだと上手くいくのに不思議です。ここは経験を積んで、トレードテクニックだけではなく、メンタル面のトレーニングも重要だと思いました。
まずは、気持ちを改めて、少ないロットから練習していこうと思います。
後は、スマートフォンでもスキャルピングに使えますが、オススメはできません。
瞬時の判断が出来にくく、画面も小さいため勝ちつづけるのは難しいです。
やはり、パソコンの画面で集中してトレードすべきだと思いました。
スキャルピングは明確なルールやテクニックがないと勝ち続けられないので、十分に練習してみてください。
長い文書でしたが、お読みいただきありがとうございました。