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FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法

FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法について

FXでサイコロを使った簡単なトレード手法があります。

その名の通り、サイコロを振って奇数が出れば買いエントリー、偶数が出れば売りエントリーを行います。

単純な方法ですが、裁量によるトレードを封印して、機械的にトレードが出来ます。トレードによるストレスや緊張から解放されます。

テクニカルやファンダメンタルズは全く必要ありません。トレンドを考慮したり、レンジ相場で躊躇することもありません。

サイコロを振って、奇数が出るか偶数が出るかで、全てが完結します。

このページでは、FXでサイコロを使ったスキャルピング手法を紹介します。

トレードの準備

FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法の準備

トレードではスプレッドの低いFX社を使用します。サイコロでトレードをするというのも、スキャルピングで行うためスプレッドは低いFX社を使用する必要があります。概ねドル円であれば0.3pips以下が推奨されます。

また、トレードする際の通貨ペアは、ドル円やユーロ円、ユーロドルなどが使用可能です。他の通貨ペアであっても、スプレッドが低ければ問題ありません。

スプレッドが低いFX社であっても、値動きが大きい時や流動性が低い時にスプレッドが開く状態は好ましくありません。そのため固定スプレッドのfx社のみを使用します。

トレードをする時間は、日本時間やヨーロッパ時間、米国時間など幅広く一日中トレードが可能です。特に時間帯を気にしてトレードする必要はありません。

何故なら、エントリー方法はサイコロで決めるため、奇数が出るか偶数が出るかが重要ですので、細かいことに何も考慮する必要はありません。

トレードするに当たっては、サイコロを用意する必要があります。
高級なサイコロは必要ありません。ダイソーなどの百均で購入すれば十分です。

サイコロは使いやすく、投げやすくものであれば問題ありません。

トレード方法

FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法のトレード方法

トレードをする際は、まずサイコロを振ります。

奇数が出れば買いエントリー、偶数が出れば売りエントリーを行います。本当に単純な手法です。機械的に行えばあとは何も考慮する必要はありません。

サイコロを振って奇数が出るか偶数は出るかは50%なので、勝率も50%になるのが通常です。

しかし、問題点として、FXにはスプレッドが存在します。この分の手数料がマイナスになるため、エントリーと同時に含み損を抱えることになります。

スプレッドを勝率に考慮すると勝つ可能性が45%程度、負ける可能性が55%に変わります。

つまり、トレードを行えば行う程、この5%程度の歪みが影響し始めて、トータルで損益は、マイナスになります。

こう考えるとサイコロでスキャルピングすることは、大して意味が無いと思うはずです。実際のところ普通にサイコロを振って、トレードをしているようでは全く意味がありません。

トレードルール1

安定して勝ち続けるためには、何かしらのトレードルールのカスタマイズが必要になってきます。

例えば、明確に上昇トレンドが形成されているのであれば、奇数と偶数の2が出れば買いエントリーにします。

逆に、明確に下降トレンドが形成されているのであれば、偶数と奇数の1が出れば売りエントリーにします。

サイコロを振って偶数と奇数が出る割合を変化させることよって、トレンド相場を考慮します。これにより、トレードの勝率を高めています。

エントリー後のエグジットは利益と損失が一対一に設定します。例えば、利確を10pipsに設定するのであれば、損切りは10pipsに設定します。

トレードルール2

トレンド相場を考慮せずに、単純にサイコロを振った目が、奇数であれば買い偶数であれば売りというルールを徹底します。

しかし、利確と損切りの割合を1.25:1.00に設定します。例えば、利確を10pipsに設定するのであれば、損切りは7pips程度に設定します。

エントリー後は裁量エグジットを防ぐために、OCO決済注文を発注してください。

勝率が45%程度であっても利益率を上げているため、トータルでトレードすれば若干良くなるかもしれません。

検証結果

FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法の検証結果

FXでサイコロを使ったスキャルピングトレードを実際に検証してみました。

実際のトレードはデモトレードで行っています。トレードルール1とトレードルール2を何度か行い検証してみましたが、あまり上手くいきませんでした。

たまたまかもしれませんが、負けが何度も続きマイナスになりました。
勝ちが何回か続くこともありますが、やはり負けることも多いです。

トレードルール1は6回行い、4回負けました。トレードルール2は6回行い、3回勝つことに成功しました。やはり、サイコロを使ってトレードするのは無謀であると確信しています。

サイコロでトレードを行うのであれば、何かしらのトレードルールをプラスするカスタマイズ方法が必要だと改めて実感しました。更に、サイコロスキャルピングにおいて、何かしらの有効性のある新しいトレードルールをプラスする必要があると思います。

但し、トレードが機械的に行えるため、裁量を考慮する必要がありません。裁量の気持ちを捨てる精神的な練習になると思いました。

サイコロトレード手法の利点

  • 機械的にトレードが可能。
  • 時間や場所を選ばず可能。
  • ストレスや緊張から解放される。

サイコロトレード手法の欠点

  • 安定して勝ち続けるのは難しい。
  • トレードに関して、それ程有効性が確認でき無い。
  • スプレッドがあるため、勝率が下がる。

まとめ

FXのサイコロスキャルピングによるトレード手法のまとめ

FXでサイコロを使って何かしらのトレード手法が出来るかと思いましたが、あまり上手くいきませんでした。

サイコロを振って奇数が出れば買いエントリー、偶数が出れば売りエントリーといった単純なトレード手法ですが、実戦で使うにはまだまだ検証する必要があります。

FXをしていると、どうしても裁量でトレードをしてしまいますが、機械的にエントリーを行いたいのであれば、メンタルを鍛える面でもサイコロトレード手法は役に立つとは思います。

なお、サイコロには6面だけではなく、9面や12面などもあるようです。色々なサイコロを使用してトレードに使用してみるのも面白いかもしれません。

今回は、残念ながらサイコロを使ったトレード手法に、価値のある有効性を見つけることはできませんでした。

更に色々な検証を重ねて、良いトレード手法があれば報告したいと思います。